十月の下旬の2週間を使って「第19回山城通学圏公立高校及び京都市内専門学科塾対象説明会」を開催する。開催主体は塾団体の「関西私塾の会」だが当初より私が企画、運営しまた当日のMCも務める。
19年もたつと説明会の中身も変わってきた。当初は各高校の合格最低点、内申点の目安を聞き出そうと塾側は必死だった。ガードは堅くなかなか口を割らせることは(失礼)できなかった。しかし何度も顔を合わせて親密になってくるとヒントらしきことは言ってもらえるようになった。
でも今では入試成績の簡易開示もあり、塾同士での合否データの収集、分析でかなり正確に判断できるようになった。したがって入試得点に付いての質問はあまり出ない。
て、言うか上位難関公立を除いては公立普通科の倍率がそもそも低く、また定員割れを起こす学校が多い中、受ければ受かってしまう状態では合格最低点はあまり大きな意味を持たなくなってしまった。
それよりも入学後にミスマッチを起こさないかどうかについて各校の指導方針、特徴そして現状を聞くことに重きが置かれるようになった。プレゼン後の質問も、授業内容や大学への推薦方法など中身に関することが多かった。
プレゼンテーションのできばえと学校の善し悪しは関係ないというのが私の持論だが、公立の先生は正直なのか定員割れする学校のプレゼンは何か自信なさげなんですね。もっと元気出さないとデフレスパイラルに陥ってしまいますよ。
今年印象に残ったプレゼンテーションは田辺高校。生徒会が主体で作り上げたという動画は、生徒目線で分かりやすく作られていて、中3生、保護者とも入学してからの高校生活がイメージしやすいものになっていた。保護者が安心納得するのもだいじなことでしょうな。説明をしたのは結構若い先生。副校長の代理のようなことを言われていたが、いやいやなかなかしっかりしておられる。私のイヤミな質問に対しても自分の意見をきちんと話された。これもまた好印象。
後、印象に残った学校がもう一つ。副校長が大住学園出身者、つまり教え子だった!説明会
の最初に他塾の先生を前に小中時代の塾の思い出も話してくれる。プレゼンテーションでは自校の思いやこれからのビジョンを管理職らしく堂々と元気よく話す。「あの小学生が!」と思えば落涙寸前の感激ものでした!
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