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春夏連覇!バンザーイ!

今日(12日)は用事があって大阪桐蔭中学高等学校へ行った。校長室へ通してもらう。

校長の森山先生とはもう20数年のお付き合い。まだそれほど有名じゃなく規模も小さかった頃からこの学校を見てきた。

17年前に中学校ができたとき、五ツ木・駸々堂の目標偏差値はそれほど高くなかった。必ず伸びる学校と当時の保護者に薦めたが、あまり信じてもらえず、「吉川先生に大阪桐蔭薦められたらおしまいよ。」とまで言われてしまった。

確かに私が期待したよりは少しだけ時間がかかった気がするが、今では受験雑誌、週刊誌に頻繁に取り上げられる有名進学校。昔のことを思い出しながら、プロとしての予想は当たったなと自画自賛。

広く立派な校長室に数々の優勝旗が飾ってある。その中でも一際目立つのが、いや目立つように飾ってあるのが高校野球の優勝旗。紫紺の春の選抜、深紅の夏の大会の大優勝旗が大空を飛ぶ鳥の翼のようにディスプレイしてあった。

「2本一緒にあるのは珍しいやろ。」と校長のお言葉。そりゃそうだ。春夏連覇は桐蔭を入れて7校しかない。本物を見るのさえ初めて。思っていたより大きいしすごい重厚感。
これを手にした歴代の高校球児達の感動を思えば、とてつもないものが目の前にあるのだと私も感動した。
「吉川先生、携帯で写真とったるわ。そこに立ち!万歳したら!」と校長先生自らがシャッターをきる。教育界の重鎮にこんな事をしてもらうとは恐縮至極。
大優勝旗2本と一緒の貴重な写真でもあるが、森山校長自らが撮ってくれた写真として、私には記念すべきものになった。こんなことしていただけるのも長年の付き合いがあるからこそか。
すでにラグビー部も全国大会出場が決まっている。さてもう一本優勝旗が増えるかな。

座談会司会

気づけば(実はずっと気づいていましたが)あっという間に2ヶ月ブログを更新していなかった。山城、京都タワーの個別相談会で本当に忙しかった。でも両相談会とも盛況でやれやれ。

山城の相談会では当学園の保護者ではないがこのブログの読者から声をかけて頂いた。塾対象説明会についての私のコメントを読んでわが子の学校選びの参考にされているらしい。塾対象説明会の良し悪しと学校の評価は本来別の物ではあるが、やはり個別相談会で感じたものと私の塾説評価と一致するらしい。少しは役に立っているのかな?

25日、日曜日は、大手まではいかないが、結構な数の塾生を集めている塾の先生方の座談会の司会として出席した。塾業界紙の1月号の巻頭の記事になるらしい。題して「正攻法で成功する。」

出席された先生方は京都、神戸、和歌山の塾長。フランチャイズとかではなく地域の塾として頑張っておられる。昨今低価格路線のフランチャイズ個別指導塾が増えているが、経営先にありきで教務内容はお寒い限り。いや、そんな中でもいい先生はいるでしょう、じゃなくていい先生は「こんなはずじゃなかった」と辞めているような状況。そんなことでは塾業界全体の社会的信用が落ちてしまうと、平均60歳を超えた先生方が業界、後輩達にもの申すと言う企画。塾の先生はまず教育者でありスペシャリストとして自覚と矜持を持て。そうすれば儲けは後から付いてくる、との流れだった。
普段はペラペラ自説を述べる私だがこの日だけは司会者として進行に徹する。ちょっと欲求不満だが、私より器の大きい先生方、じっくり話しを聞かせて頂いた。関心のある方は「塾ジャーナル」1月号をどうぞ。
座談会の会場になったのが近衛家にゆかりのある「京四季」という料亭。座談会の後に食事会。市内のど真ん中にあるが、そこだけゆっくりとした静かな時間が流れる。居酒屋が性に合っている私としては贅沢すぎるがこれも話の種かとおいしくいただいた、て言うか司会したのに代金自腹というのもなんだかなぁー。やはり安い居酒屋で酒飲みながらオレにもしゃべらせろがよかったな。

関西私塾の会主催:2012年個別相談会

今日志望校が受験校に! 第3回京都山城進学個別相談会(10月28日・日曜日) 第18回私学個別相談会     (11月4日・日曜日) 私学の先生があなたのために合格へのアドバイスをしてくれます! 入場無料!どなた様も参加できます! 模擬テストの成績、通知表の成績を持参して下さい。くわしく聞けます!
第3回京都山城進学個別相談会日 時2012年10月28日(日)       午後2時~4時30分 ●場 所けいはんなプラザホテル 無料駐車券をお渡しします。
入退場自由:上記時間帯にご自由にご来場下さい。

●参加校
京都の学校
大谷(中学・高校 共学)                  華頂女子(中学・高校 女子) 
京都外大西(高校 共学)                   京都学園(中学・高校 共学) 
京都光華(中学・高校 女子)                 京都廣学館(現南京都)(高校 共学)
京都産業大学附属(中学・高校 共学)      京都女子(中学・高校 女子) 
京都精華女子(中学・高校 女子)           京都成章(高校 共学) 
京都橘(中学・高校 共学)                     京都西山(高校 女子)
京都文教(中学・高校 共学)                  京都両洋(高校 共学) 
京都聖母学院(中学・高校 女子)            同志社(中学・高校 共学) 
同志社国際(中学・高校 共学)              同志社女子(中学・高校 女子)
花園(中学・高校 共学)                        東山(中学・高校 男子) 
平安女学院(中学・高校 女子)              洛南(中学・高校 共学) 
立命館宇治(中学・高校 共学)            龍谷大学付属(中学・高校 共学)
大阪の学校
上宮(中学・高校 共学)                      大阪桐蔭(中学・高校 共学)
近畿大学附属(中学・高校)                  清風(中学・高校 男子)  
同志社香里(中学・高校 共学)
奈良の学校
育英西(中学・高校 女子)                    帝塚山(中学・高校 併学) 
奈良育英(中学・高校 共学)                  奈良学園(中学・高校 共学) 
奈…

またも勝ち組の予感

26日は龍谷大学付属平安中学・高等学校の第2回塾対象説明会に出かける。塾対象説明会も終盤戦。9月初旬、中旬の短期決戦となってしまって下旬から10月は極端に少なくなってしまう。早いほうがいいのか、隙間を狙うのか?塾生募集のチラシを打つ時期に通じるものがある。
結論、印象に残る説明会はいつやっても印象に残る。ダメな説明会はいつやっても同じ。これは自戒の言葉。
さて、今日の説明会。私としては印象に残った。どこが?宗教校がきちんと宗教の話しをしたこと。当たり前かも知れないことが実は当たり前でないのが現状。「宗教の話ししたら生徒集まりませんやん!」と平気で話す募集の先生もいる。でも「宗教校が宗教を語らずして存在理由があるのか?」が私の持論。そして公立は「進学校」になり得ても「宗教校」にだけはなれない。私学の宗教校にはもともとアドバンテージがあるのだ。それを募集の障害と考える発想はいかがなものか。
春の説明会同様、法衣を着た今年新任の校長が「宗門校」としての存在理由、理念、目指すところを難解な宗教的用語を用いることなく分かりやすく説明される。「宗教の対極にある人間」と人から誤解される私が解釈できる事ではないかも知れないが、自分の命を大事にし、よって人の命も大事にするということが平安の教育の根本かと理解した。
世の中またイジメ問題が浮上してきている。事はそう単純でないかも知れないが、自分を大事にし相手も大事に思う心があればイジメはなくなると思うのだが。そしてそんな社会状況の中、宗教校に期待する保護者も出てきている。一層宗教校の出番だろう。
さて実際の教育内容だが、「教育改革」と銘打って、従来の指導方法の見直しがはかられている。端的に言えば「龍谷大学付属バブル人気」からの脱却であろう。高校特進コースである「プログレス」、そして中学からの入学生の大学進学実績がイマイチなのは塾業界では定説。この部分の強化なくしてはいつまでも進学校としては評価されない。龍大保険が賞味期限切れとなれば平安の存続がアブナイ。そんな事先刻ご承知で、改革改革と唱えていたがちっとも内実を伴わなかったのが「旧教育改革」。
しかし今年はやり手新任校長補佐が具体的な手法、現実的な数値目標を掲げレベルアップを目指す。裏付けのない数値目標、高すぎる数値目標は聞こえもいいし、失敗したときに「やはり無理でした」「そりゃそう…

奈良三題

9月7日は帝塚山、9月11日は奈良学園登美ヶ丘、9月12日は西大和の塾対象説明会。奈良の進学校3校が出そろった。えっ、大御所の東大寺学園は?塾対象説明会なんて必要なしの天上天下唯我独尊。だから私は密かにこの三校に下克上を願っているのだが、いくら進学実績を伸ばしてもそんなの関系なしの越えられない一線があるようだ。
特に西大和は東大寺に対するコンプレックスがあるようで、今日は進学実績をほとんど強調することなく、新のエリート、社会貢献できる人間、国際社会で活躍できる人間の育成に努めるという点を強調していた。確かに受験請負業ではいつまでたっても二流の学校でしょうでしょうね。
とは言え、ここの塾説の塾への気の使い方は徹底している。塾の先生に対して敬語と謙譲語で話が進む。少し胸焼けしそうだがありがたくいただく。
  資料もすごい。今春の入試問題の各設問の正答率と誤答例がきちんと分析されて、きれいな冊子にまとめられている。これを見れば合格のために正答すべき問題、解けなくても合否に関係ない問題、いわば「捨て問」が一目瞭然。特に算数は正答率80%前後の問題と40%以下にはっきりと分かれており、80%の問題をすべて取れば合格点になることがよく理解できる。入試対策の最後の詰めには非常に有効だ。
塾を知り尽くしているというか、塾の先生の要望によく応えているのだろう。大阪桐蔭もこの様な資料を出してくれている。あと、なんと国立の奈良女子大附属中等教育学校。まっ、ここは塾のためというより教育的配慮なんでしょうが。
私学の先生方、これは有効ですよ。ただし保護者、受験生にまで渡すかどうかは難しい所。だって塾の先生の優位性を剥奪することになりますからね。
帝塚山中学は今年になってやっと「お嬢様学校」の呪縛から抜けられた感じ。以前から帝塚山に求められているものは進学校ですよと進言してきたが、「いまだ帝塚山ファンなる層がいらっしゃいまして…」と言って、総合コースやら文理コースやら特進Ⅰ・Ⅱやらとこちらにすれば何のためのコース分けかかと理解しづらかった。そしてそれがあるために2種類の入試問題や、そしてまたその問題のために回し合格のヴァリエーションが複雑になったりと本当に分かりにくかった。
ようやく来春入試より全コース共通問題になり、回し合格のパターンも分かりやすくなった。全コース国公…

やり手校長補佐と若手校長

9月9日、日曜日は関西私塾の会の定例会に四条烏丸(烏丸四条?)へと出かけた。貸し会議室の隣がキラッ都プラザ。ちょうど「京都私立中学・高校展」が開催されていたので覗いてみる。
公立高校、昨年は中学卒業者増にもかかわらず定員を増やさなかったし、また今年も800名の定員減。公立不戦敗状態が今年も続く。教育委員会から各私学に受験生の引き受けお願いしますよとの通達もあったらしい。


さぞかし会場はあふれかえっていることだろうと思ったが、私が行った時間はそうでもなかった。やはり全入場者数は昨年より少なかった模様。大幅減というわけではないが、主催者側にとっては目論見が少し外れたかも知れない。でも学校単位で見ると昨年比1.5倍の所もあったらしい。全体として私学指向の風が吹いているかどうかの判断は難しい。
会場を後にして定例会。10月28日(日)実施の「第3回京都山城進学個別相談会」、11月4日(日)実施の「第18回私学個別相談会」に付いての打ち合わせ。塾団体が主催する京都で唯一の説明会だ。成功しなければ塾業界のメンツに関わると思えば、心理的に結構厳しい。塾業界の皆様、ご協力よろしくお願い致します。
定例会の後は「勉強会」。会の行事として春には「マナー教室」、夏は「大学訪問:龍谷大学」を実施。秋の勉強会は昨年に引き続き私学の先生を講師に招いてセミナー。今年は龍谷大学付属平安中学・高等学校 校長補佐 平井正朗先生にお願いする。

先生は英語教育のエキスパートでもあるので、「高校入試と大学入試問題の相関(英語)」と題しての講演をしていただいた。精緻なデータと的確な分析、そして将来展望。学ぶべき所が多かった。また業界ネタもちらほらと。これも面白い。あっという間の1時間30分だった。
業界紙の取材が2件あり、また塾業界の有力者も参加されて賑やかな勉強会となった。

9月10日、月曜日は京都成章の塾対象説明会。若手校長自らが最初から最後までパワーポイントを使って説明する。「いつまで校長が募集やってんねんな?」の声もあるらしいが、トップが責任を持って説明する手法は他の学校もやってみてはと思う。校長のすべき仕事はそんなことではないという反論がすぐ聞こえそうだが、じゃあ校長のすべき仕事はと聞いてみたい気もする。集まらないことを嘆くだけなのか?

50分間の説明。他校に比べれば異例に短いが、聞きたいことが十分…

元気な女子校

今日9月6日は奈良女子高校の塾対象説明会。ここ数年は文化遺産級の奈良ホテルを使っての説明会だったが、新校舎のお披露目もあって学校での開催。歴史を感じさせる古い建物も好きだが、やはり新築はいいものです。

新校舎内にある多目的ホールとでも言うのか「やわらぎホール」と名付けられた会場で説明が始まる。女性校長、という表現が性差別的表現なら校長である女性、と言い換えるが、その校長先生の挨拶から始まる。本当に生徒を大事にしてる気持ちが伝わってくる。以前「生徒達は学校の宝物です。」と言い切った言葉にブレはない。キャリアウーマンとしても生徒達の尊敬を集めているだろう。

また女子校は男女の役割分担がないので誰もがリーダになれる可能性がある。おとなしかった子が大きく変わった例もあると話されていた。男女共同参画社会、女性の社会進出は、実は共学ではなく女子校出身者によって実現されるのかも知れない。

今年から普通科ではあるが7つのコースを作って授業を展開している。センター受験コース、文化未来コース、エレメンタリーミュージックコース、スポーツサイエンスコース、パティシエールコース、イラスト・デザインコース、保育コース。名前を聞いただけでは意味不明。

専門学科ではなくあくまでも普通科なので、国数英理社の科目についてはコース混合のクラス別授業で、コースの授業についてはコース別に特定の曜日に授業を実施する方式。座学だけではなく、コース別の体験授業により、先生とのかかわり、友人とのかかわり、先輩後輩とのかかわり、地域とのかかわりを通して何のための勉強かを実感させ、またコミュニケーション能力を高めるのが目的と理解した。今日の説明でも「面倒見のいい学校」とはあえて言わず「かかわりの多い学校」と表現していたように思う。

例によって先生やら生徒達が前で実践報告してくれる。最初のエレメンタリーミュージックコースはコースの先生によるバイオリンとピアノのデュオでタンゴの演奏。先生という意味でのプロでなくプロの演奏家としてのレベル。素晴らしい演奏の後で「子ども達にはこう指導して、みんな頑張って今ここまで来ています」と言われりゃ納得せざるを得ない。

次のスポーツサイエンスコースはクラブ活動で頑張っている生徒もいるのだろう。バスケ、バレー、卓球、ソフトボールのユニフォームを着て前に整列してくれる。はい、とってもたくまし…

昨日と今日では大違い!

9月5日は京都駅前のホテルグランヴィアで開催される平安女学院の塾説明会に出席。隣のメルパルクでは同じ宗教校で同じ女子校で入試難易度もまあ似たようなノートルダム女学院の塾対象説明会が同じ時刻から開催されている。スタッフがいる塾なら手分けして行けばいいだけの話しだが、塾長一人だけの塾ならハムレット的選択を迫られる。

結果、平女130人対ダム女80人だったようだ。しかし開始時間は同じでも終了時間が平女11時20分に対しダム女12時。時間差攻撃で平女の説明会のあとダム女に資料だけを取りに行った塾の先生が結構いたらしい。

やむを得ずとも言えるし、その程度とも言える。どちらにしてもそれで済むなら私が提唱する合同塾説はさらに現実的かと…

平安女学院、校長も変わり、募集のスタッフも変わった。校長は立命館大学の教授だったようだ。経歴になんやかやと書いてあるし、政府の仕事もしていたようだが自分が着任した中高の現状がちゃんと分かっているのか怪しい。地盤沈下しているのに雲の上の話しをしても意味がないのでは?この校長で平女が変わるとは思えない。それとも平女は立命館の天下り先か?

女性副校長の話も、こうしていきます、ああしていきますと美しい声と美しい日本語で訴えるが、ちっともそうなっていなかったのが現状ではないのかという危機感全くなし。後数年で引退すれば、平女はあなたのいい思い出になるだけだろう。残ったものはたまらんだろうが。

来春入試からコースの再編をしてグローバル化に対応する教育を目指すらしいが、所詮英語の時間を増やした程度にしか思えない。グローバル化は価値基準の転換をともなうものであって、単にツールとしての英語の授業を触るというだけの表層的な物ではなかろう。

かつての「英語の平女」を再び、と言っていたが、そんなん聞いたことない。それはともかく、そうだとして、今度はそこを強調すればするほど立命館コースの存在意義は?と言うことになってくる。案の定今日は立命館コースの説明はほとんどなし。そりゃそうだ、立命館コースずっと定員割れだもの。エスカレーターで立命館に行きたい子、つまり立命館、立命館宇治、立命館守山の立命館本家筋の併願校とすれば志願者のパイは決まっている。つまり構造的定員割れだ。増える要素はないだろう。

渡りに船と思った立命館コース、起死回生の一発にもならなけりゃ、独自路線推進の足かせ…

塾説資料三つ星

何もこの日記、塾対象説明会の「食べログ」じゃないんだが、行った以上は何か書きたくなりますよね。

今日9月4日は京都橘の塾対象説明会。校長の日常会話的言葉使い、つまり塾にあまりにもへりくだる表現なしに、しかし塾への気遣いを感じさせる挨拶から始まる。少しの反省を交えながら、目標に向かい着実な進歩を遂げている現状報告、そしとさらなる努力目標を掲げる。ウーン、絶妙な話術。危機感と現状報告と将来展望。この学校の説明会の伝統的手法。勉強になるなぁー。

後に続く入試広報部長のプレゼンテーションもほぼ完璧。いわゆる「かまない」事に関しては食べログの評価どころか、ミシュランの三つ星も確実。そしてパワーポイントの資料も相当練られたものだろう。こちらが突っ込むことがないぐらい塾の視点に立って作られている。

塾説の資料の良し悪しと学校の良し悪しは関係のないこと、といえばそうかも知れない。しかし私も資料を作ることがあるが、分かりやすい資料を作ろうと思えば、本当に相手の立場になってものを考えることができなければかなわない。そして自分に都合のいいように資料を作ろうとしても、どこかで破綻する。いい資料は真実に近くなる。つまり都合の悪い事実も含まれる。

分かりやすい資料とはすなわち誠実であることかも知れない。この誠実さは、生徒・保護者への対応に通じる。だから塾対象の分かり易い資料は、実は学校の評価と関係があるものと思うのだ。そして京都橘の人気に私は合点がいく。

資料の分かり易さで言えば8月30日に実施された京都産業大学附属で使用されたものも素晴らしかった。例えば大学合格実績は延べ人数で発表される場合がほとんどだが、ここは大学進学(入学)実績も示される。他人が稼いだ合格者数など無意味。実際最終的に一人一人の生徒達がどの大学に入学したのかがきちんと示されている。クラス別の進学状況も意地悪く見れば「その程度?」と思われるかもしれないが、あえて掲載している。塾との信頼関係の中で、すべて見てくださいという姿勢なんだろう。したがって私たちも安心して保護者に説明できる。つまり誠実な資料だ。

後、例えば特待生も実際何人いるのかも分かりにくい学校もあるが、こちらが聞きたいと思うような事はすべて資料として準備されていた。あたかも資料作成アドバイザーとして塾関係者がついているのではないかというようなものだった。やはり相…

講習が終われば塾説の季節

お盆休みも後1日。初日に塾仲間と海釣りに行った以外、今年も何もすることなしに終わってしまった。家にいても仕方がないので事務所に出てきてかたづけものや資料の整理をする。

それと講習期間中にひっきりなしにやってきた学校説明会の案内をエクセルに埋め込んでいく。

当学園は地理的に京都、大阪、奈良へも進学可能なので、案内も3つの府県の学校からやってくる。その数9月だけで40校を超えており、多い日は7校ほどが重なっている。できるだけ参加するつもりはあるが、こう重なると手分けしても物理的に無理というものだ。

日程の重なりは他府県間では仕方がないと思うが、京都の学校同士でも結構ある。それぞれの学校の都合もあるだろうが、この辺もう少しお互いに話し合って工夫できないものだろうか?「私学一丸となって…」とか言いながら所詮はバラバラか、と、これを見れば推測できる。

例えば9月5日はどちらも宗教校であり女子校でもある平安女学院とノートルダム女学院がぶつかっている。会場もどちらも京都駅前で隣同士。平女がホテルグランヴィア、ダム女はメルパルク。会場の格は平女が上か。気位の高いノートルダムOGが怒りはしまいだろうかと余計な心配をする。

説明会当日はそれぞれの学校の先生、お隣の会場が気になるでしょうね。そうだ、そろそろ参加のお願いをする電話が各塾にかかってくるかも知れない。参加者が少なければ人気のない学校と思われかねませんからね。これをネガティブキャンペーンのネタにするならますます私学はバラバラだ。

かねてから思っていることなんだが、私学数校が一つの会場に集まって塾対象の説明会ができないものだろうか。

山城通学圏の公立高校は私の所属する関西私塾の会が主催して、毎回3校ずつ、プレゼンテーション形式による説明会を開催している。これを私学ができないはずはないと思う。授業見学はそれぞれの学校に行かざるを得ないが、そう大きく変わるものではないとすれば毎年見る必要があるのかということになる。それに今年はホテルでやる学校が少し増えている。ホテルで数校集まってやることに何の問題もないはずなんだが…。会場代を割り勘にすれば経費の節約にもなりますぞ。

塾の先生の身になって下さい。9月はほぼ毎日説明会があり、塾の先生が最も苦手な早起きしなければいけないわ、事務仕事や予習に支障は出るわ、うちは田舎にあるもんで高速使えば…

塾業界の皆様へ②

関西私塾の会主催:山城通学圏塾対象公立高校説明会日程・参加校決定しましたのでお知らせします。 第1回 9月1日(土)

 10:00~10:50(莵道高等学校) 11:00~11:50(東宇治高等学校) 12:00~12:50(城陽高等学校)

第2回 9月8日(土)
 10:00~10:50(南陽高等学校) 11:00~11:50(木津高等学校) 12:00~12:50(田辺高等学校)
第3回 9月15日(土)
 10:00~10:50(城南菱創高等学校) 11:00~11:50(西城陽高等学校) 12:00~12:50(京都八幡高等学校)
場所:各回とも京田辺市商工会館4階キララホール

会員塾以外の参加も可能です。申し込み用紙等は後日郵送します。過去に弊会より連絡が届いていない塾様は、(osumi-gakuencho@nifty.com)に塾名、連絡先を書いたメールを送って下さい。

お菓子三題

17日は同志社女子中学の説明会。祇園祭の山鉾巡行に伴う交通規制により、市内は渋滞。京都の三大祭り、日本三大祭りの一つなので、渋滞は当たり前か。でも、なにもこんな日に京都の学校が説明会をする事もなかろうに…。

その説明会の内容は後日またご報告します。まあ印象だけ述べさせてもらえば、「自分勝手な理屈をライトアップされた壇上から臆面もなくよく話すことができますね。」です。

さてその説明会より印象に残ったのが(失礼)お土産にいただいたお菓子。保護者の皆様、自分達の授業料がお菓子になっていると憤慨しないでください。生徒なくして私学は存続しません。正当な募集活動です。

京都府文教課の方々、助成金がクッキーになっていると考えてはいけません。金を出しても口出すなが先進国の教育行政です。
どう印象に残ったのか?
写真を見てもらえばお分かりかと。缶にはシールでなくきちんと印刷した「同志社女子中学・高等学校」の文字。金かけてるぞと缶が訴えかけてくる。セレブ缶、あっ、ちがう、セレブ感たっぷりです。
中身は上品なクッキーの詰め合わせ。その中に同志社のマークが入ったものがあった。このマークでなければ同志社はこれほど有名にはならなかったのではないかという、あの秀逸なマーク。メルツェデスベンツのスリーポインティッドスターに匹敵する。卒業生は畏れ多くてかじることができないのではなかろうか。
以前にも校名入りのお菓子をいただいたことがある。
一番古くは「開明せんべい」。学校がこんなことするかと当時は思ったが、これすなわち印象が強かったということ。宣伝効果があったのだろう。今でも続いている。
味は昔なつかしい素朴な味わいで、「開明だなー」というもの。




次のおすすめは、あっ、ちがう!次は「南京都改め、京都廣学館クッキー」。地元のパティスリーに頼んで焼いてもらっているらしい。南京都より画数が多くなっているが、その分価格に反映されているのかは、いただくだけの者としては分からない。
イヤミのない暖かみのある味で、一枚一枚手書きの校名を眺めながら食べれば、サブリミナル効果のごとく新校名が頭に残る優れものだ。

こう書いてくると次にどこかの学校が続けて新商品を出してくれないかなと期待してしまう。例えば校名や校章の入った金太郎飴なんかどうでしょうか。「どこを切っても〇〇高校」なんて素敵ではありませんか。
なんか話しがいやし…

多数のご来場ありがとうございました



7月8日(日)は当学園の最大イベントの「第15回中学・高校進学個別相談会」。

私学十数校の参加から始まったが、今年は国公立も含め43校が参加。単に数が増えたということではなく、いろいろと時代の変遷を感じる。
最初は私学にお願いしても、「煩わしいな」という対応のところがまだあった。公立なんかお願いする発想もなかった。
途中からは私学は「お招きいただいてありがとうございます」に変わってきた。公立も他校の出方をうかがいながら、「あそこが参加するならそれじゃうちも」。まことに「おおやけ」らしい発想。
それと当初はもちろん自塾生のサービスのためだったが、地域の受験情報発信基地との考え、さらには「関西私塾の会」会員塾の後援もうけて参加校数が増加とあいなった。  私学にしても公立にしても先鞭を切って参加していただいた学校は、今ではやはり人気校。時代の変化に対して柔軟性があるのだろう。現代のような移り変わりに激しい時代においてはこの柔軟性こそが生き残りのキーワードだ。


相談会は350名ほどの来場者があり、主催者が言うのもおこがましいが「大盛況」。特に山城圏の人気校は大渋滞となった。混雑するのを見越して、南陽、京都橘、城南菱創だけで1部屋を配分したが最後まで列が途絶えることがなかった、というか時間オーバーしてしまった。
保護者、生徒の皆様にはご迷惑をおかけしました。お詫び申し上げます。
 
今年は京都教育大学附属桃山中学が初参加。過去何度か参加交渉をしたが振られっぱなし。やっと今年参加の承諾をいただいた。電話でのやりとりだけだったので、今回初めてご本人とお会いできた。電話での対応と違い、すごく愛想良く挨拶していただく。女性の教頭先生だったのでこちらも調子に乗って「初恋の人と再会できた気持ちです。」と言えば、笑っておられた。
相談者もけっこういたようで、ニコニコ顔。もう少し早く柔軟性を持っていてもよかったのでは… 

昨年相談者が少なかったが、今年は結構多い学校もあった。理由は分からないが受験者心理というものは毎年同じではないですからね。
それと始めてこられたある学校の先生が「今日は気持ちよくお話ができました。他の塾の個別相談会にも出てますが、こんな気持ち初めてです。この会の保護者の方々は素晴らしいです…

創立30年・校名変更・コース改編

29日金曜日は京都廣学館高等学校(現・南京都高等学校)の塾対象説明会。

今春の大学入試では「大学進学コース」(なんと分かりやすい名前!)から同志社、立命館、関西大学の合格者が出た。数は少ないが、高校入学時の成績から見ればよくぞここまで、と言える。失礼かも知れないが、あえて言えば「底辺校から関関同立!」だ。これはすばらしいことだと思う。

同じ成績で行ける公立高校に入学していれば、まず無理だったんじゃなかろうか。

成績推移のグラフを見ても、高3になってようやく上がり始めている。高校入学時点では基礎的な部分もまだ不十分な生徒が多かったはず。焦らず基礎をやり直してからの大学受験。先生方の苦労は並大抵のものではなかっただろう。

生徒達ももちろん苦労したことだろう。生徒と先生で苦労を分かち合えた事、つまり相互の信頼が今春の実績につながった。情熱の勝利だ!(大袈裟かな)

来春の校名変更とコース制の改編、それと創立30年にこの大学進学実績が華を添える形となった。

高校1年次から4年生大学進学へ特化した「アドバンス」と、2年次より6系列に分化しそれぞれの進路希望に対応できる「ジェネラル」の2コース制となった。

説明会の話しでは、大学進学実績が出たからと言って全てをそちらにシフトするのではなく、中学校で勉強しきれなかった生徒達にもう一度やり直しの機会を与え、彼らにとことん付き合い、自信をもたせ、進学であれ就職であれ社会に貢献できる人材を育てたいということに、重点が置かれていたように思う。

そしてこれが故・本部廣哲氏の学校創設の理念だったのだろう。

しかし説明された先生方、いつもより緊張されていたなぁ。聞いていてこちらも体がこわばってきた。それだけこの校名変更、改編に対する思いが強いのかも知れない。みなさん真面目すぎる。

説明会終了後は授業見学。学校によっては「まだまだ塾の先生にお見せできる状況ではありませんと。」といって授業公開しないところもあるが、「良いも悪いもすべてて見て下さい。」

何も心配することはありません。出会った生徒は挨拶してくれました。大学進学コースの3年は集中して授業を聞いています。総合コースの1年は少し集中力のないのがちらほら。でも10年近く前になるかな、以前の授業見学から比べれば本当に落ち着いた雰囲気で授業が行われている。

引率してくれた先生も「だいぶ変わりましたや…

府立三題

21日水曜日は洛北高等学校附属中学の塾対象説明会。保護者対象学校説明会として聞けば完璧。でも塾対象説明会の目的ってちょっと違うんですよねぇ。どれだけいい教育をしていても受からなければその学校に入れないんです。どこまでどのようにすれば合格できるかのヒント(データ)を教えてくれるのが塾説のはず。

「それは言えません」「それを答える立場にありません」「総合的判断です」の繰り返し。

いえ、実は昨年の経験からこのような返事が返ってくるのは織り込み済みなんですが、少しはこなれたかなと思っての皆さんの質問。私なんか最初からあきらめていて「あの適性検査の問題は意味不明で社会迷惑だ!」と質問じゃなく意見を述べておいた。

でも担当の主席副校長さんって、本当にいい先生だなと思う。だからそれ以上突っ込めないんだなぁ。

26日火曜日は京都すばる高等学校の塾対象説明会。昔の府立商業。4コースの専門学科がある。今や社会はあらゆる分野において高度になっており、高校だけのスキルの習得では通用しない状況。またネコもしゃくしもと言えば失礼だが、多くの高校生が大学を目指す状況になっている。その中で高卒を前提としていた商業専門学科の先行きは…

多分そのようなことは先刻ご承知での説明会だろう。職業的専門学科として、職業、つまり人が働くとはどういう事かを生徒達に教えながら、高度化した社会の中で次の段階へとどうつなげていくか、大学進学も含め高校だけで完結しない教育への転換を模索をしているように感じた。

授業見学では皆さん集中して授業を聞いている。躾け教育がしっかりしているのはかねてより定評(一説には厳しすぎると!)。「社会に出て困らないように」「社会に出ればもっと厳しい」「就職して後輩達に迷惑をかけないように」。実社会からのフィードバックは教育的お題目の躾け教育とはリアリティが違うと感心した。

合格の目安はオール3プラスα程度だと思う。しっかりとした職業観、世間に出ても困らない躾が身に付くと考えればお勧めかも。そして専門学科枠や推薦入試でお得な大学進学への道もあるみたい。

27日水曜日は嵯峨野高等学校こすもす科。理系の「西京エンタープライジング」、文系の「こすもす」なんて意図的かどうかは知らないが、一時期言われたことがある。また平仮名の「こすもす」は女の子になじみやすいとか。

今年から文科省のSSH(スーパーサ…

聖書、論語

20日は同志社高等学校の塾対象説明会。同志社香里でもなく同志社国際でもなく同志社女子でもないのです。生粋の京都人が同志社と認める本家同志社。

小学校、中学校、高校が岩倉の地に集結し、同志社学園都市の様相を呈している。大学附属(系列)の学校って資金が潤沢ですねー。エスカレーターの学校は一般的に授業料が高いが、それ以上の見返りがあるのではと思わせるような立派な施設。
すべての同志社に共通する赤煉瓦を基調とする建物。市街から離れていることもあるんだろうが、余裕のある敷地。どの方向からでも写真に撮れば、パンフレットにすぐ使えそうな風景。すべてにおいてセレブ感を満足させてくれる。祇園祭で屏風を見せることができるような旧家がこの学校を支えているのだろう。
が、しかし、その旧家も実は危うい経済状況。つまりセレブ校も危うい状況ということでパブリックな塾を集めての説明会。ならばパブリックの目線に合わせた説明ををすべきだろうに、パブリックの気持ちが分からないのがセレブというもの。本人は普通にしゃべっているつもりだろうが、何か上から目線の説明の思えてしまう。自分たちの良いとこばかり押しつけるがごとくに説明しておいて、私たちにとって大事な入試に関するデータは文書にせずに軽くながす。「由らしむべし、知らしむべからず。」だ。理科の先生にしてはあまりにも政治的すぎる。人文社会学的理科教師とはいかがなものか?
自由・自主・自立。そして自己責任。これが同志社の基本なんだろう。授業風景も自由、服装も自由だ。で、自主・自立は…?
だらけた授業態度に自主・自立、自己責任は感じない。華美な服装も自主・自立、自己責任なのか?学生の間は他にやることがあるだろう。
聖書の言葉に
「なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。 今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。 だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。」
と、ある。宗教の時間と礼拝があるらしいが、この部分は割愛か?
もし、同志社の教育が真の自由・自主・自立であるとするならば、他者が世情に迎合し、空虚な外観に腐心するような軽薄な価値観を持っていたとして…

カリスマからハンサムへ

15日金曜日は西京高校の塾対象説明会。堀川同様ここもカリスマ校長からの引き継ぎ。大いに関心のあるところ、でもない。だって何の不安要素もないですから。

新任の村上校長は西京エンタープライジングの立ち上げの時から教頭として関わって来られた方。上から目線で失礼だが初めてお会いしたときに「やり手だな」と思った。関目校長の泥臭さと(失礼)村上教頭のスマートさで、絶妙のコンビ。西京の成功はこの二人によって築かれた。

ここ2年ほど別の市立高校で校長職の修行をされて、西京に戻ってこられた。ウーン、完璧な人事だ。

古巣に帰った喜びとでも言うのか、説明もいきいきと分かりやすく、そして展望を持って話しをされる。関目前校長ファンもたくさんいたと思うが、村上校長ファンもさらに増えるでしょう。だって帰りに校門の前で村上校長と並んで写真を撮っている女性塾長がいましたからね。ハンサムは得ですね。おっと、関目先生に失礼か!。カリスマからハンサムへ、うまく引き継ぎができそうだ。

今回の説明会で目新しいところは、後発の中学校をこれからは中心に据えて、もう一度エンタープライジング科を見直していこうとする点。いろんな意味においてこれは正しい方向だと思う。学校の雰囲気作り、大学進学実績、私学においても六年一貫生が大きな役割を果たす。西京、堀川、嵯峨野のいわゆる公立御三家で附属中学を持っているのは西京だけ。これを活かさぬ手はなかろう。

残念ながら当学園からは中学校は地理的に受験不可能だが、村上校長の下、堀川を追い越す西京エンタープライジング科を見てみたいものだ。

校長三題

11日(月)は堀川高校の塾対象説明会。もはや完成の域に入ったと言うか、不動の地位を築いてしまったと言うか、内容的に目新しいことはない。多くの生徒が塾や予備校に通っているがそれには触れずに、「自立した18歳」の完成を標榜する手法も同じ。

出席者の皆さんの最大の関心事はあのカリスマ校長から新校長に変わった事でしょう。さて学校経営に変化はあるのか?

結論から言えば前校長からの踏襲。「前校長」という言葉が不適切なら、堀川アイデンティティの継承と言うべきか。つまり破綻のない説明だった。

しかしカリスマって恐ろしいもんですなぁ。「ここのとこは去年こんな言い方で、うまく聞き手を引きつけたよなぁ…」などととついつい比較してしまったり、途中で何か荒瀬前校長の声が聞こえてきたりした。

似たような状況があったような…。そうか!橋下徹前阪府知事と松井一郎現知事だ!

12日(火)は午前中は京都聖母、午後からは立命館宇治の説明会。

京都聖母、教務力もしっかりしているいい学校と思っていたが、世情に疎いというか、上から目線というか生徒募集がうまくいっていなかった。そしてこのようなときにおきまりの内部のごたごた。デフレスパイラルの臨界点間近。ここ数年塾対象説明会に出席しても面白くなかった。

しかし今日は何か雰囲気が違う。一つは完全V字回復と言えないまでも今春の募集は良かったようだ。また今までは「聖母ブランド」が邪魔をしてできなかったような事を現校長が次々に実行される。「午後入試」なんぞは以前の執行部では「はしたない」と言って踏み込めなかったでしょうね。また来年からはあの伝統の制服も変わるらしい。

放っておいても収束するなら、なんでもできると言えば乱暴すぎるが、聖母も「清濁併せ呑む」の校長にやっとなったわけだ。変えるぞ、変わるぞという雰囲気が本当によく伝わってきた。

立命館宇治はさらに一層英語教育に力を入れるというか、グローバリゼーションを学校の特徴にする方向で話が進む。パナソニックは大卒新規採用の80%近くが外国人らしい。このような時代にあって…と話しは続く。国公立進学実績などというチマチマした時代ではもはやないらしい。

なるほどなと思う。数年前に先物買いとして実施校の認定を受けた「国際バカロレア ディプロマプログラム」も時流にのったようで、次代の国際人は立宇治から、とでも言うような説明会だった。

と…

大谷流・サイレントスプリング・自由、自主、自立

3日(日曜日)はある私学主催のセミナーに参加。琵琶湖の北部にある学校所有のセミナーハウスを使っての一泊研修。後半はここだけの話し、飲み会となる。

朝起きて出発しようと車に近づけば泥だらけ。よく見れば足跡らしき物が…サルだった。人間様が飲み会してる間に人の車の上に乗って猿会をしていたのだろう。未だ車は泥だらけ。次会ったときは説教してやろう。

5日大谷、6日華頂女子、7日奈良女子大附属中等教育学校の塾対象説明会。連続日程は体力的にしんどいが、違いが分かって印象に残る。

大谷は開会まで待ち時間の間、美しい女性のピアノとバイオリンのデュオの演奏でお迎えしていただく。大谷流のおもてなしなんだろう。クラッシック好きの私は得したなと素直に喜ぶが、せっかくステージがあるので壇上で演奏してして欲しかった。高いところからでは失礼との大谷流の遠慮があったのか。しかしそれでは演奏者に失礼ではなかろうか。私はなぜかこの大谷流の思い切りのなさがいつも気にかかる。

校長の話も文化人の話を聞くような感じ。宗教校の校長ならもっと宗教色を前面に出した学校理念、教育哲学を聞きたかった。これも私にすれば思い切りのなさに思えてしまう。

全体的な話しの流れは、進学校として数値目標を掲げより進学実績を上げるというように聞こえた。データなどでは確かに成績は伸びているが、なぜか突き抜けるような予感がしない。進学実績を上げるなら、もっと追い込んで行く必要があるんだろうが、やはりどこまで行っても大谷流のマイルドさ。でも、このマイルドさ故に今年は中学、高校とも定員を大幅に超えたんだろう。

まあこれだけ集めれば、私のとやかくなんてまるで関係ないでしょうね。

華頂女子は2年前から始まった改革の真っ最中。定員割れ→入試ボーダーの低下→質の低下→評判の低下→定員割れ、のデフレスパイラルを断ち切るべく、中高ともに入試基準を大幅に上げた。しかし一層の定員割れを招くのは必至。「自爆入試」になる可能性も大きい。でも何もしなければ、いつかは生徒の声が聞こえない「サイレントスプリング」状態。改革を進めるしかないか。

中学入学者はこの2年間各学年10名程度。高校入試も60名程度。覚悟の上だったとは言え、かなり厳しい状況のはず。

しかし、授業見学をしてみて今までの生徒と全く違う。こんな言い方をすれば旧体制の中3、高3の生徒に申し訳ないが、現1,2…

法衣に平安の決意

昨日29日は龍谷大学付属平安中学・高等学校の塾対象説明会。いつもは学校で実施されるが、今年は校長が変わり入試・募集の執行部が刷新されたので、そのお披露目も兼ねて市内のホテルで実施される。

高校入試は値頃感のある龍谷大学付属人気と国の就学支援金、府の「あんしん就学支援制度」の効果でしっかりと受験生・入学生を集めている。ここ数年は京都の勝ち組高校の一つに必ず入っている。

しかし中学校は必ずしも成功しているとは言えない状況。失礼ながら6年預けて龍谷大学ではコストパフォーマンスはいいとは言えないし、中学3年間は国や府からの補助も一切なし。つまり中学で集められないと言うことは、授業料を全額出してまで行かせる進学校としての価値はない、と評価されているということだ。この様な状況のもとで国や府の施策が変化すれば、高校の人気もどうなるか分からない。

多分そのことに気づいているのだろう。この際大胆な執行部の責任者の変更とシステムの変更があった。ここ数年「変える、変わる」と言っていたが、実際そう変化がなかったのが正直なところ。特進クラスであるプログレスコースも進学実績で大きな変化はここ数年なかったし、中高一貫コースの座標も明確ではなかった。

今回は各コースの色分けを明確にして、アスリートは「目指せ甲子園」、クリエイトは「めざせ龍谷大学のリーダー」、プログレス、中高一貫は「目指せ国公立、難関私学」となった。各コースの役割を明確化することによって、「龍谷大エスカレーター、支援金」バブルからの脱却を狙っているのだろう。

中高一貫、高校入試の責任者も若い先生に変わり、緊張した面持ちで説明をされる。情熱と誠実さを感じ好感が持てるとともに、今回は本当に変わるだろうと予感した。

説明会の最初には法衣を着た前校長が相談役として挨拶をされる。宗教校としての平安の理念、指導をはっきりと打ち出された。ここまで明確に宗教校を全面に出された挨拶は少なかったように思う。私は京都の宗教校はもっと宗教色を前面に出されてもいいと思っていたので、わが意を得たりとしっかりと聞かせていただいた。だって、宗教の話しをしない宗教校なんて実は存在意味がないでしょう。やはり法衣を着た新任校長も子ども達に「宗教的な物の見方」を身につけて欲しいと言っていた。他者の命を尊重し、自らの命を大切にし、そして自らの天命を知り、それに向かって強く…

先生と呼ばれる怪物

昨日27日は、関西私塾の会の定例会プラス勉強会。これからの会の運営や、当会主催・後援の進学個別相談会についてのあれこれを話し合う。その後が勉強会。

勉強会のテーマは多岐にわたる。各塾の実践報告や、私学の先生を招いての指導法の講演もある。

今回はプロのコンサルタントにお願いしてのマナー研修。

塾長であれ講師であれ、一般企業に勤めることなしに塾の先生となった者は、世間で常識の「新入社員研修」と言われるのを受けた経験がない。しかし先生と呼ばれれば、その日から教室では「王様」だし、保護者もわが子のために遠慮していろいろと我慢される。結果、世間常識もわきまえない「先生と呼ばれる怪物」が業界にのさばる。聞けば学校の先生も新人研修というのはないところが多い。故に「学校の常識。世間の非常識」が生じるのだろう。

それではならじと名刺の出し方、お辞儀の角度等接客マナーについての基本から学び、そしてマナー、すなわち世間常識は何のためにあるのかを知り、保護者対する今までの態度を振り返り、塾生に対しても先生が節度ある態度で接し、今度は塾生に対しマナーは何のためにあるのかを伝えるべく今日の研修となった。

さらには日常上から目線でとやかく言う職業なので、時には逆にいろいろと指導されるのも子ども達の痛みを知る上でいいかなと、という狙いもある。

やってみて正解。皆さん本当に真剣。当会の先生方はまじめなんだと再確認。3時間の研修だったがだれることもなしに集中して聞いている。前に出ての実技指導やロールプレイングも真剣そのものだった。

講師の先生も素晴らしかった。内容もさることながら、相手を説得する話術も勉強になった。


今回のマナー研修は接客業としての経営的見地からの研修の面ももちろんあるが、それ以上に人を大事にする事はどういう事なのかを学んだ気がした。
学校の先生方、自校で一度やってみられたら?はい、私たちいろいろ保護者から聞いていますよ!


















追伸  以前非常識きわまりない先生が奈良のとある学校にいたと書いたところ、奈良の他の学校から誤解を招くとのご指摘がありましたのでこの際校名を明らかにします。はい「奈良学園」です。その先生と今日一緒に研修受けたかったなぁー。
http://yoshicho.blogspot.jp/2012/02/blog-post_14.html

創立者も納得

昨日17日は南京都高校の先生2人がお越しになられた。両名とも旧知の間柄ともいえる先生だが、今日は少し緊張しての来訪、に思えた。

来年度より校名変更。その名も「京都廣学館高等学校」。そのポスターを持ってきていただいた。緊張というか、興奮気味だったのかも知れないな。

今は亡き創立者本部廣哲先生に縁ある新校名らしい。創立者の理念を引き継ぎながら、今の時代にふさわしい学校づくりを目指したいとの思いが、この名前に込められているのだろう。

できあがったポスターを見れば「ああそうですか」と、第三者には見えるかも知れないが、付き合いの長い私とすれば、校内では相当紆余曲折、侃々諤々の争いのあったこと、想像に難くない。「校名を変えずに中身で対応せよ」、との守旧派の声もあったはずだ。

しかしここ数年の南京都の変化を見れば、手あかと偏見(失礼)に満ちた校名を変えるのは必然であったと私は思う。校名には歴史があり、学校の理念そのものである場合もあるので、部外者が必然であると言うのは無礼千万であるかも知れない。しかし、もはや公立の受け皿校ではないし、また内容的にも公立ではまねのできない面倒見の良さがあり、それ故大学進学実績も伸びてきている状況の中で、「南京都」という校名だけで、世間一般にいつまでも底辺校(失礼)と評価されるのは得策ではなかろう。

校名変更に際し、従来のコース制も手直しされるようだ。話しを聞けばいちいち納得できる。そして単に進学校に様変わりするのではなく、やはり「やり直し校」として、中学校の時に勉強しきれなかった子ども達の面倒を見ていくのも、自分たちの存在理由だと話される。これこそ創立者の理念。

少し硬い響きのする新校名だが、創立者の熱く優しい思いが確実に込められていると思う。

公立を定員割れに陥れた「躍進」学校!?

今日10日は京都橘中学校・高等学校の「入試結果・進路結果報告会」。分かりやすく言えば「塾対象説明会」。業界用語で言う「塾説」。

今シーズン初めての塾説になる。

会場で久しぶりに顔を合わせる塾の先生方とは「お久しぶりです。今年もお互い頑張りましょう!」のやりとり。「塾生募集に頑張りましょう。」なのか、「塾生達の志望校合格に頑張りましょう。」なのか、「塾業界人みんな朝弱いけど辛抱して塾説頑張りましょう。」なのか分からないけど、とにかく頑張りましょうでシーズンイン。

昨年のこの報告会は「大躍進!東大・京大合格!」で終始したような(ちょっと言い過ぎか)はしゃぎすぎの感じがしたが、今年はさりげなく(いや、そうでもなかったか)京大・阪大4・神戸3・広島、国公立合格39との報告。現役合格率は90%と結構高い。
今年こけるのと、伸びるのとでは去年の東大の評価が大きく変わると思っていたが、今年の実績で昨年がまぐれでないと証明された。先生方もほっとされたことだろう。今年も東大を受けた生徒がいたらしいが1.3点及ばずで不合格だったらしい。残念!
報告会は聞き手をよく意識して、すなわち塾の先生が聞きたいところを想定してよく練られたものだった。塾説の資料がいいことと学校がいいこととは直接関係ないかも知れないが、相手の立場になって突き詰めて考える姿勢は、生徒、保護者に対しても同様であるはずだ。塾説の資料からでも、面倒見の良さが伺われる。
今春の入試は志願者が昨年比565名増、入学者も124名増と大盛況(言葉の選び方が不適切かな)だったらしい。校長は、京都府の『あんしん就学支援制度』等の浸透で他校も入学者を増やしているので、慢心してはいけない、と言っていたが、まさにこの危機感こそが京都橘の躍進の原動力だと思う。(でも少しにやけておられたが)
説明会の後半は国公立進学コースの先生と、中学部の担任による授業の実践報告。少し時間が長い気もしたが、若い先生が熱心に報告する様子は好感が持てたし、内容も納得できるところが多かった。こんだけまじめならそりゃ生徒もついてくるだろう。
来年は中高一貫生が初めて高校に上がってくるので高校からの募集定員が減る。進学校として評価も上がってくる中、定員減となるとさて来年の合否ボーダーはいかに。橘を志望校にする皆さんはしっかりと勉強する必要がありますよ。


 …

やはりと言うかついにと言うか

世の中ゴールデンウイークの真っ最中。去年も書いたと思うが、28日の土曜日を保護者参観日にして、その代休に5月2日を休日にし、4連休にした中学校がある。

できるだけ連休をつながせたいとの目論みであろう。「学校よりは休日が大事という価値観を持つ一部の子どもとその保護者に迎合し、さらにそれが先生自らの要求と合致した結果であるとするならば、それは教育現場の敗北である」、と昨年このブログでイヤミを言えば、まことにその通りと、ある公立高校の先生から賛同をいただいた。

私学を見よ。大阪桐蔭は新学期の学習合宿が終わって、せっかく身につけた学習習慣と学習意欲がこの連休で失われることをおそれて、連休中にも登校させているぞ!しかし、これもやりすぎかもしれないが…

当学園はカレンダー通りの休日。別に普通にみんな出席しているんで、そんなにゴールデンウイークだからと時間割を触る必要はないと思うんだが。

学生の間は学校、勉強ありきで日常生活もそれに合わせるべきである。また保護者も子どもが学生の間は学校、勉強を優先すべきだ。一方で学力をつけて欲しいと言いながら、他方で学校を軽んじるようであるならばそれは矛盾以外の何ものでもない。

ゆとり教育見直しの時代、某市立某中学校には土曜参観も実施するが、休日も増やさないぐらいの主張があって欲しいと思うのだが…きっと労働条件云々の先生がいるのでしょうな。

さて今日は太成学院大学中学が来年度募集を中止するとのお知らせが来た。早い話閉鎖ということ。何か悲しくなるような簡単な文面。噂には聞いていたが、やはりと言うかついにと言う感じ。

高校は国の就学支援金や府県単位の支援制度で所得の低い家庭にも私学進学への道は残されているが、いわば贅沢品の私立中学は一切の援助なし。この経済状況の中、私立中学全般、特に大阪は募集が厳しくなっていた。

以前より私立中学入試は二極分化が進んでいたが、不思議と潰れないのも教育業界だった。しかしそれが現実となった怖さがある。実入学者のデータを見れば、ここももたんやろという学校はまだある。

一般企業のように、ある朝社員が出社してみれば、入り口が閉鎖されていたなんて事はなかろうが、多分卒業まで保証するとは言うものの、どれほど面倒見てくれるかは不安だ。おそらく中学部の人員整理が始まり、教員の流出が始まるはず。

そんな様子を保護者が見れば、ここ数年募…

「受験への決意」

15日、日曜日は「親子で学ぶ高校受験」を実施。会場は満席。ご両親で来られる家庭もあり、子どもを間に挟んで聞いておられた。

他塾から研修に来られた先生が3名いた。ついでに何かと手伝っていただいた。

 
「親子で~」のスタイルは昨年初めて実施し、またパワーポイントでの説明も昨年から。どちらも初めての経験でうまくいったかどうか不安だったが、今年もやってみてこの形がいいと確信を持った。
保護者だけの時は入試制度を客観的に説明するような感じだったが、今回は学園生には入試制度を踏まえながら、どのように、そしてどれほどの勉強をしなければならないかを訴えながら説明。また親として受験システムを正確に理解していただき、子ども達をサポートしてくださいとお願いした。
受験勉強を勝ち抜いて行かなければ行けないわが子を真横に、保護者の皆さんの緊張感も増した事だろう。子ども達も親の期待を肌で感じたに違いない。親子で受験に対する共通の認識を持っていただけたと思う。2時間に及ぶ説明会だったが、後半になるほど皆さん集中されていたように感じた。
終了後には保護者の皆様には説明会に関するアンケートをお願いした。よく理解できたとのお褒めの言葉も多く、また受験生の親としての子に対する思いを書かれている方もいらっしゃった。説明会としては合格かな。

受験生諸君にはアンケートの代わりに「受験の決意」書いてもらう。説教と励ましの話しの後、当然だろうがみんな殊勝な事が書いてある。しかしすぐに忘れるのが人間の悲しいところ。ならばと、早速ワープロで打ち直して、「受験への決意」と題し、ホールに貼りだした。氏名は伏せてあるので自分のは自分だけが分かるはず。
ちょっと照れくさいかもしれないが、ここしばらくは貼りだしておくつもり。さぼりそうな自分に気づいたら、この決意を読んでまた受験勉強に向かって欲しい。

親子で学ぶ高校受験

ここ数日は4月15日に実施する「親子で学ぶ高校受験」の資料づくりで残業をしている。一般のビジネスマンの残業なら午後9時とか10時かも知れないが、こちらは終業時間が午後10時。そこからの残業だからあっという間に午前2時。学生時代から深夜のシーンとした時間の方が勉強がはかどったので何の苦もないが、普通ではないでしょうね。

資料作成と言っても根本的に作成し直すところはない。しかし受験日程、合格目標偏差値、入試結果、学校の授業料の変更等毎年変更があるので、結構手を加えなければならない。また昨年度から説明自体はパワーポイントを使っているが、昨年はパワーポイントに慣れるだけで手一杯。今年はより有効に使いこなしたいとの欲が出れば、あーじゃこーじゃと時間が過ぎる。所詮は自己満足かも知れないが。

データの確認のために学校に電話をすれば、新年度の異動があって担当の先生が変わっていることもある。しかし、「なんで?」の異動も。まっ、内部で色々あったんだろうがこちらが口を挟む問題でもない。また、ある大阪の学校は元大手塾の役員が校長職に就いたらしい。以前コンサルが校長になってかえって評判を落とした京都の学校があったが、同じようなことにならなければいいが…

と、いうように資料を作成しながらも業界ネタがいろいろ入ってくる。さらに時間がかかるわけ。

資料は前に書いたブログで話題となった業務用高速インクジェット式プリンタで早速印刷した。しかし、、コピーと違って裏写りがきつい。セールスの「大丈夫ですよ」ほど世の中で怪しいものはない。経費は確かにコピー機よりは節約できそうだが。

渾身の資料については希望者に無料でお渡しします。ご希望の方は吉川にご連絡を(osumi-gakuencho@nifty.com)

地味も校風

4月7日土曜日は常翔啓光学園の入学式に来賓として出席させていただく。新入生は中学1年生75名を含み480名近く。一時期の低迷状態からは完全に脱却したようだ。

男女共学化と新校舎、生徒数を増やす常套手段と言えばそれまでだが、やはりベースには啓光学園のまじめさと面倒見のよさがあればこその生徒増だと思う。

まじめな学校と信頼していたのだが、旧経営陣と職員の間でうまくいっていなかった時期がしばらく続いた。生徒減少期を迎え同様な状況になった学校は他にも多くあっただろう。退職する先生も数多く、こちらが心配するぐらい。

でも残った先生の踏ん張りと、若い先生方のやる気でどうにか回復の方向に。それと常翔学園傘下に入ったのが結果として良かったのだろう。もちろん「身売り」との評価はあるだろうが、そんなこと関係なし。啓光学園のまじめさと校風はしっかり残っている。大学からお金を回してもらって、啓光学園が溜めていたエネルギーがやっと放出されつつあるようにも思える。

入学式も数年前と違って落ち着いた雰囲気で整然と進む。以前は少しだれる生徒もいたがそんなこともなし。特に女子がしっかりしている。「うちの女子地味でしょ。」と啓光の先生が言う通り地味(褒め言葉ですよ)。この女子がしっかり進学実績を出してくれるんじゃないかな。

帰りに廊下ですれ違った男子生徒は「こんにちわっ!」と元気よく挨拶してくれた。これもやっぱり啓光学園だなー。いいとこ残してくださいよ。


ブラスバンド部は何処へ

今日は大阪桐蔭高校の入学式に来賓として参加。もう20年近くになるかな。こじんまりした入学式から今や800人の新入生を迎える入学式となった。少子化傾向が続くこのご時世にたいしたもんだといつも思う。

この入学式に花を添えるのが、全国レベルのブラスバンド部。入場行進から「君が代」、校歌まで素晴らしい演奏で入学式を盛り上げる。新入生園、保護者はこれぞ私学、これぞ桐蔭と感動することだろう。

が、しかし今日はこのブラスバンド部がいない!そう、春の甲子園決勝戦の応援に回ってしまった。

爆弾低気圧による決勝戦の順延がなかったらこんな事にはならなかったんだろうが、「甲子園」か「入学式」か、ハムレットでも悩んだことだろう。で、桐蔭の取った結論が甲子園。止むを得ないか。それに新入生と保護者は入学式でブラスバンド部の生演奏があるなんて知らないわけですし。残念に思ったのは実は私ぐらい?

入学式のあと、その足で甲子園へと向かった新入生も結構いたらしい。入学式といきなり母校の優勝。一日で二つ経験できたのはいい思い出となるだろう。そしてブラスバンド部の演奏に合わせて声援を上げれば、入学式の穴埋めもできたと言える。

テレビに大写しになっていた選手が明日から同じキャンパスにいる。今年の新入生はいい巡り合わせでしたね。

カリスマなき後

ただ今春期講習の真っ最中。新小6受験コースはこの講習会でずいぶんと受験生らしくなってきた。私語はほとんどなく、競い合って問題を解いている。ノートの取り方も良くなってきて、図形問題も要領よく図形を描いている。ここから先はそう手がかからずに、自分で問題量を増やしていってくれるだろう。またそでないと人気校には合格できない。

一方新5年生の受験コースは、まだ4年生の尾っぽが付いているような状況で落ち着きがない。単純に人より先に解きたいだけで、確実性に欠けるためミスを連発する子もいる。それと難しいとすぐにあきらめる子も。またこれは最近の子ども達の傾向だが覚え方が分からない子。

この子たちを1年掛けて今の小6のように受験生に仕上げていかなければいけない。上滑りだけど前向きの子が多いので、こちらの持って行きようでどうにかなるかな。

さて4月1日は京都の公立学校の教職員の異動が発表された。西京高校の関目校長はすでに退任されることは聞いていたが、堀川の荒瀬校長も同時に転任とは思っていなかった。

両名とも京都市立高校ここにありと世間に知らしめた立役者である、と同時に京都府立高校、私学にとっては何かと癪に障る人物であったことだろう。この二人でなければ堀川探究科、西京エンタープライジング科の成功はなかったと断言できる。



しかしこのようなカリスマ性を持つ人がトップに立つとその後が大変。同じカリスマでありながら関目校長は堀川高校のことを「荒瀬の前に荒瀬なし。荒瀬の後に荒瀬なし」と評していた。しかし関目先生はエンタープライジング科の創立時からの校長、いわば学校創始者のようなもの。私からすればこちらの方がどっぷり関目臭がこびりついているように思えるが。
ある府立高校の先生は「やりやすくなった」と本音を漏らされた。私学の先生ももちろん評判が下がることを口には出さねど願っているでしょう。
後を次ぐ川浪堀川校長、村上西京校長はどちらも面識のある方で優秀な先生と思うが、やりにくいでしょうね。まっ、ともかく塾を上手に利用して味方に付けることが作戦上有効なことだと思います。
これからもよろしくお願いします。

業界の皆様へのお知らせ

どうもこの日記、わが塾の広報というより教育業界の方々の読者が多いみたいなので、それならばと連絡用に書き込みさせて頂きます。

●2012年度、大住学園主催、「関西私塾の会」主催・後援の個別相談会は下記の要領となっています。

①第15回進学個別相談会(大住学園主催、「関西私塾の会」 後援)
7月8日(日) 14時~16時 京田辺市商工会館CIKビル全館

②第3回京都山城進学個別相談会(「関西私塾の会」主催)
10月28日(日) 14時~14時30分 けいはんなプラザ

③第18回私学個別相談会(「関西私塾の会」主催)
11月4日(日) 14時~17時 京都タワーホテル

上記すべての相談会はオープン参加となっていますので、会員塾以外の塾生、保護者様も参加できます。

●山城通学圏塾対象公立高校説明会
従来6月末から7月上旬にかけて実施していましたが、本年度より次年度募集要項の確定した9月に実施します。

第1回 9月1日(土) 10時~13時

第2回 9月8日(土) 10時~13時

第3回 9月15日(土)10時~13時

会員塾以外の参加も可能です。詳細、申し込み用紙等は後日郵送します。今までに連絡が届いていない塾様は、(osumi-gakuencho@nifty.com)に塾名、連絡先を書いたメールを送って下さい。

恒例!山城通学圏回し合格相関表

3月16日は公立一般入試の合格発表があった。大住学園生は全員合格でした。

塾生の合否の確認と回し合格の状況のデータ収集も兼ねて各校を回る。ここ数年の恒例の行事。

単独選抜でありながら他校への回し合格あり、なんて特殊な制度、日本でも京都だけなんじゃなかろうか。できるだけ定員割れの学校を作らないという工夫なんだが、子供のためか、それともお役人のためか…

お隣の大阪府では定員割れを放置して、定員割れが3年間続けば府民のニーズに合っていない学校として廃校にする場合もあるとのこと。この場合は少なくとも子供のためという視点はないんだろうな…

ま、ともかくこのありがたい制度によって不合格を免れた生徒、定員割れの憂き目にあわずに済んだ学校があるのは確か。もっとも定員割れしなかったのは、中学卒業者数が増えるにもかかわらず定員数を増やさなかったのがその理由で、定員割れおこしたを昨年と比べて、公立人気が回復してという事ではないだろう。実際京都市内の公立高校は定員を絞ったにもかかわらず、ついに定員割れを起こしてしまった。

さて、上の表の見方。

最上段、南陽高校を例にとると、横列の「南陽高校発表分」とは南陽高校の合格者掲示板に載っていた他校回し合格者数を含めての合格者数である。縦列の南陽高校とクロスする数字は自校を第1順位とする合格者数で、縦列「莵道」とのクロスする「3」は莵道へ3名回されたということを意味している。

これを見ていくと各校の入試成績の上下関係が一目瞭然となる。3段目「城南菱創」から「莵道」へ2名回し合格となっていることから、城南菱創はついに莵道を超えたという判断になる。

合格発表前から分かっていたことだが、木津は他校からの回し合格で山盛り(失礼)となっている。特に城陽高校からの回し合格者数が突出しており、木津は城陽高校の受け皿校の様相を呈している。木津は地域の伝統校なのに受け皿校扱いでは…。木津高の大先輩達は嘆いているだろうし、木津高生のプライドはどうなるのだろう。

多分この制度を作ったときはここまでの偏りが出るとは想定していなかったんだろう。

所得による私学の授業料無償制度もできたことだし、公立同士の回し合格はそろそろ止めにしてもいいのでは。それより所得制限の上限をもっと高くして、公私も含めて行きたい学校に行けるようにすることの方が子供のためだろう。

その財源をどうするか…