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第7回京都山城個別相談会・第22回私学個別相談会のお知らせ

to be human

8月の末からほぼ毎日どこかの塾対象説明会に出ている状況。

印象に残ったのは大谷の説明会。新たな校長が就任して半年が過ぎ、校長の学校運営方針がはっきりしてきた。と言うよりも生え抜き校長の下、大谷の持つ校風の輪郭がより明確になってきた感じがする。

他の学校でも入試委員や募集担当の紹介はあるが、名前と担当地域の紹介程度。大谷では、多分校長のアドリブ、別の言い方をすれば校長のやりたい放題だろうが、ずらりと並んだ担当者に様々な質問をして答えさせる。それも結構時間を取って。評価の分かれるところではあるでしょうが。

急にふられた先生の中には即答できずに困惑している方もいる。このような場面は普通の説明会ではマイナスかも知れないが、しっかりと答える先生もいたり、長々と答える先生もいたりする中で、この学校は様々な個性の先生がチームとして活動しているんだなと理解できる。

多分校長は塾の先生にすべてを見て下さいと訴え、職員たちにはあなた方はパーソナリティーも含めて常に見られているということを自覚しなさいと伝えているように感じた。

授業のシステムと実践報告、昨年度の大学進学実績、次年度の募集要項。これが塾対象説明会の三本柱だがこれだけでは学校の本当の姿は分からない。結局のところどんな先生が、どれほどその学校の理念を理解し、どう子供と接しているかが分からなければ学校を理解したことにはならない。「先生を表に引きずり出す」のが学校を理解してもらえるいい方法だと校長は考えたのだろう。公立では無理やろなぁ。

入試・募集の担当のインタビューだけではなく、若い先生が大谷に勤めてどのような感想を持っているのかを発表するコーナーもあった。百戦錬磨の塾長達を前に緊張した面持ちであったが、しっかりと日々の実践を語る。すでに大谷臭がしていた。

説明をずっと聞いていて飯山校長つまり大谷は個人に目を向け個人を大事にする、ということを訴えているように感じた。それは生徒に対してはもちろん、先生にしても対しても同じなんだろう。個人を大事にしてもらえずして、個人を大事にする先生は育たない理屈だ。

大谷のキャッチフレーズの「 to be human 」はあらゆる個人を大事にするということも含んでいるのだろうと私は理解した。 

2016年度高校入試では関西圏で最も多くの受験者を集めた。保護者、受験生がここなら個人として大事にして…

SEIKAのSEIKAI

6月9日付の新聞の記事と教育関係者に送られてきた文書で華頂女子中学の来年度募集の停止と高校音楽科の募集停止を知る。

厳しいようだが私としてはかねてよりあり得ることと思っていた。逆に言えばなぜ存続できるのかが不思議な状況だった。

採算度外視でも存続できる理由としては、存続自体が宗教的実践であり、その意味で宗門、法人からの援助があるのかなと勝手に思っていた。

しかし来世はともかく現世はそれほど生やさしくはないようだ。普通の企業と同様に経営的判断で継続は困難とのこと。

コース変更や、進学校への方向転換。いろいろやってみたがやることなすこと裏目裏目の感じ。

数年前仏大の教授が校長に就任し、今回が最後の改革、これが失敗すれば先はないと背水の陣の覚悟を語っておられたが、2,3年でその校長も辞任。おっしゃるとおり先がなかった。

新聞によると高校普通科は「当面の間継続する」との文言。これは時期が来れば募集停止すると言ってるのと同義。道義的責任として今春入学した中1を送り出すまでの命運か。

募集停止のつもりはないとしても、発せられた言葉が一人歩きすればもはや華頂に求心力はなし。存続するつもりがあるならばいかがな表現かと思う。少なくとも塾の先生は、収束するかも知れない学校に塾生を送り込まないだろう。

翌10日は京都精華女子改め共学となった京都精華学園の塾対象説明会。

遅ればせながらの共学化で、さてどうなることかと心配したが、高校は定員割れ状況から一気に定員84名超の入学者。昨年から比べると100名近くの増になった。中学も50名の定員を充足。これもここ10年ほどはなかった状況らしい。

女子校の最後の砦が共学化言うのはパラッドックスであるが、正解であったわけだ。

ここの説明会はいつもとてもまじめで誠意は伝わるがなぜかジミで暗い。

しかし今年は多くの入学者が来てくれた安堵と自信でまじめさに明るさが加わる。聞く方も疲労感が少ない(失礼)。

たぶん今年のオープンスクール、学校説明会はとてもいい雰囲気で開催されるはず。いいサイクルが出来るだろう。

業界で言うところの2年目のジンクス、つまり改革の年は集まっても次の年はしんどいということを心配されていたが、地味な誠実さの蓄積がそのジンクスを打ち破るであろうと思う。

華頂女子と京都精華女子。我が塾が開校の時よりお世話になった学校。この差はどこから出て…

2016年塾説シーズンイン。ノートルダム女学院から。

5月上旬より来年度入試に向けての塾対象説明会が始まる。この時期は大学進学実績の報告,中学入試、高校入試の結果報告、在校生の現状報告というのが定番。来年度の入試に付いての詳細は秋の塾対象説明会のコンテンツ。

それならば秋に一括して説明すればお互い手間と時間と費用も省けるというものだが、人間社会、そう合理だけで成り立っている訳ではない。話しを聞く回数が多ければやはりその学校の情報は多くインプットされる。もっと分かりやすく言えば衰えた脳でも忘れにくい!

相手も分かっているからお彼岸じゃないが春秋2回実施がなかなか減らない。

まあ、お世話になっている先生方に会うことは嫌じゃないので楽しんではいますが。

さてすでに数校の塾説に出席したがいい意味で印象に残ったのが(悪い意味で印象に残ったのは後日)ノートルダム女学院。今年から立ち上がった「グローバルイングリッシュコース」の授業を見学する。

"LiD"="Learning in Depth" 訳せば「深掘りして学ぶ」となるのだろうか。中1から1人ひとりがそれぞれのテーマ、例えば”Japanese History”を掲げ、それについて調べながら内容を英語に直し、数人のチームの中でそれぞれのテーマを発表し合う。最終的には英語でのやりとりになるんでしょうね。

同じテーマならば生徒間で強弱がが付くかも知れないが、1人1人のテーマが違うので1人1人がエキスパートとなれる。引っ込み思案な子でも、自信が持てるかも知れない。調べて発表。今望まれている"Active Learning"にもつながる。

ネイティブの先生がつきっきりで、あちこちのチームから声がかかっていた。

まず公立の授業では絶対あり得ない。それと他の私学でも同じようなグローバルを冠した名称で英語教育に力を入れてますよという学校はあるが、ちょっと先を行ってるかなという印象を持った。英語の実力は確実に伸びると私は思う。

塾説の合間に今年は「和中庵」というノートルダムの原点とでもいう建物を見学する。戦後4人のシスターが日本に布教のためにやってきたとき、近江商人の藤井彦四郎という豪商が寄付したらしい。この建物がなければ今のノートルダムは存在しないことになる。長い間そのシスターの住居でありまた修道院でもあった。

シスターも去り老朽化…

春恒例、2016年山城通学圏中期選抜合格者相関表

お待ちかね山城通学圏普通科中期選抜回し合格相関表です。
第1順位出願時点で東宇治、莵道、西城陽、京都八幡が定員割れ。城陽、田辺はちょうど1倍。 昨年大幅定員割れした南陽は1.25倍と高倍率。一方昨年1.35倍だった京都八幡は0.82倍。広報の努力の違いが…な訳がない。南陽も京都八幡の先生方も、結構頑張っていましたよ。
やはり隔年現象なのでしょう。上がれば下がり、下がれば上がる。分かっていてもなかなかこの単純な法則からは抜け出せないのが人間の性なんでしょうか。
南陽、城南菱創、久御山が第2順位回し合格者生産校で、他の学校はその回し合格者の玉突きで他校に回っている様子が読み取れます。
回し合格制度のおかげで南陽の不合格者57人の内36人は、他の公立高校に進学できたのでその生徒たちにとってはありがたいことでしょうが、玉突きで行きたい学校からはじかれた生徒のことはどう考えているのでしょうか。そりゃ入試で負けたのだから仕方がないと言うのでしょうね。
それなら南陽を不合格になった受験生も同じことで入試で負けたのだから不合格になってもいいはず。つまりは少しでも学力のある生徒を公立に残すシステムだと私は感じるのです。
しかしながら南陽不合格者の内21人は第2順位の公立を希望せず併願私学に回っている生徒も結構いるはずです。じゃ、ますますこの制度の意味が分からなくなります。
ただ一つおもしろい点があるとすればこの表が作成でき、学校のランキングが明確になる点でしょうか…
わーっ、怒られそう!

KKGKKG

DAI語風に書けばKKGKKGとでもなるのか、京都廣学館高等学校の卒業式に来賓として参加させていただく。

 校名が京都廣学館に変わった第1期生の卒業式だ。今までの生徒たちに失礼な言い方になるかも知れないが、雰囲気が大きく違う。2時間15分の長丁場だったが、だれることもなく最後まで粛々と式は進む。

 壇上で卒業証書をもらった後、降壇し、ずらりと並んだ先生方と言葉を交わしたり握手をしたりするのがこの学校の流儀なのだが、自分の席に戻ってきたときには女の子たちだけでなく男の子も涙を流している。私も目頭が熱くなる。

 この涙で先生と生徒たちの関わりの深さがうかがえる。生徒も先生も一生懸命だったんでしょう。

校名変更は大きな決断だったと思う。校名が変わっただけで中身が変わらなければ「やっぱりね」の一言でかえって評価を下げるだけ。理事長、校長を始め先生方には相当プレッシャーがかかっていたはず。また一期生たちも先生方のプレッシャーを共感しながら一期生としてのプライドをかけた学校生活でもあったのだろう。

 この一期生の大学進学実績は現時点で同志社12名、立命館4名、関大6名、関西学院2名、近畿大学26名、龍谷大学16名、京都産大11名と飛躍的に伸びている。数年前では考えられない状況だ。改革が着実に進んでいることがうかがえる。

 今日の卒業式の雰囲気はその一期生の学校生活の集大成だったのだろう。

 式の最後には会場後ろに座っている保護者の方に向きを変え、全員で「YELL」という題名の歌を合唱する。頬を伝わる涙を拭きもせず、男の子が歌っている。保護者も泣いていたでしょうね。

 卒業生が退場するとき、多分自分たちで決めたのだろうが、クラスで集まり、もう一度保護者の方に向かって「ありがとうございました。」と感謝の言葉をみんなで伝える。保護者席からはひときわ大きな拍手が起こる。なかなか器用なことやるなと思いながらこちらも涙がこぼれそうになった。

 それとブラスバンド部が入退場、君が代、校歌、YELLの伴奏をしていたのはとってもよかった。卒業式に花を添えるだけでなく、学校そのものに厚みが出てきたような感じがした。でも最後には「今日の伴奏をしてくれたのはブラスバンド部のみなさんでした。」ぐらいの紹介はしてあげて欲しかったな。きっと大きな拍手が起こり励みになったと思いますよ。

 そんなこんなで感…

中学入試前日

明日1月16日は中学入試の解禁日、と言う表現が適切かどうかは知れないが、関西圏の中学入試が始まる。

今日の京都新聞の朝刊には1月14日現在の志願者数が載っている。

秋から年末に掛けて京都のどこの私学の先生も中学受験の募集に危惧感を抱いていたようだが、結果昨年と同水準らしい。

京都府私立中学高校連合会の会長談では「少子化が進む中では大健闘。各学校のPRが効果を上げた。景気回復も影響しているのではないか。」とのこと。

そうかも知れないが、呼称は様々だがたとえば前期・後期、午前・午後の組み合わせで4~6の複数受験が可能というか複数受験が当然の状況。塾が合格者実績を稼ぐために何のかんのと理屈をつけて一人あたりの受験校を増やせば受験者数はむなしい数字。果たして入学者増につながるかどうかはさてさてと言ったところか。

それはともかく、最後の授業を終わり受験生を送り出す。毎年のことだが鎖骨のあたりが苦しい。入園時はまだ3年生、4年生だった頃を思い出せばずいぶんと体も大きくなり、顔からも幼さが抜けてきた。私の嫌みに耐えながら最後まで頑張ってくれ、そして微笑みながら教室を出て行く姿を見れば、涙が出そうになる。

自転車置き場では喧嘩もした者同士が「がんばれよ!」声を掛けている。やっぱり成長しているんだ。

中学受験生を預かって30年。受験前日は何年たってもやっぱり特別の日だ。