2015年6月18日木曜日

セミナー「スマホ、ネットの危険性と子供たち」

 18日は私が会長を務める関西私塾の会主催のセミナーがあった。内容は「スマホ、ネットの危険性と子供たち」(先生として知っておくべきこと)。

 京都府警察本部生活安全部少年課少年サポートセンター北部センターから、担当の警察官に講師としてお越しいただいた。このような部署があるんですね。

警部補さんのお話し。上手で分かりやすかった。
 
依頼当初はlineを使ったイジメやなりすましの危険性についての話し程度かと思っていたが、そんなレベルの話ではなく、多岐にわたって今そこに危険が存在することが理解できた。

lineの危険性は今や古典の部類
 
  無料アプリのダウンロードにより個人情報が収集されているとの話しは、「タダほど高いものはない」、の言葉通りと腑に落ちる。

 
  瞬時に広範囲に広がるというネットの特性により、悪ふざけの画像投稿が損害賠償問題になったり、リベンジポルノにより社会生活が困難になったりということが起きる。そしてその加害者被害者ともがさらにネットでさらされ、それが永遠に残る。就職や結婚の時に名前を検索されればそれでアウト。一生消すことはできないので「デジタルタトゥー」と言うらしい。



 SNSも注意して使用しないと個人情報がダダ漏れ状態。自分の情報だけならまだしも、やりとりをしていた相手方の情報まで漏らしてしまう。

小学4年生が分かれ目!うーん!
 
  ここまで来たら子供の危険性だけではなく、大人も十分危うい。そのせいか今回のセミナーは静まりかえった状態で皆さん聞き入っておられた。

 質疑応答の時間に子供たちのスマホを禁止するのはどうですかと尋ねてみたところ、ネットがあるのが当然の社会で生きていく子供たちにとって、禁止は意味を持たない。いかに賢く使うかを教えることの方が大事、と話される。その通りだしそれが大人の責任だと私も思う。

この9条は役に立ちます。すべての塾でも広めましょうか。
 
 でも一方ではスマホ、ネットを使わそう使わそうとするのも大人の社会なんですよねー。

  途中で警視庁監修のドラマ仕立ての動画が使用されていた。一般にも公開されているので一度ご覧になってはいかがですか。動画ライブラリー 警視庁


 

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