2025年10月16日木曜日

京都文教大学附属宇治高等学校

2026年開校の「京都文教大学附属宇治高等学校」という通信制高校の塾対象説明会に参加する。

京都成章や京都廣学館の通信制のような、すでにある高校の併設型とは違い、あくまでも京都文教大学の附属高校であるということらしい。したがって京都岡崎にある京都文教中学高校とは別物。

通信制の高校に通う生徒は年々増加してきており、2025年は全日制・定時制・通信制に通う全高校生の10%を占める。つまり10人にひとりが通信制の高校に通っているわけだ。2015年は5%だったのでこの10年で倍増したことになる。

増加の原因はいろいろあるだろうが、小中学生の不登校生が増えたことそしてコロナの影響ももちろんあると思う。これらを消極的な増加の理由とするなら、通学しなくても実は勉強はできるんだ、という積極的理由から通信制を選ぶ傾向が出てきているらしい。

集団の中でみんなといっしょにがんばるのが得意、というのをその子の個性とするならば、同様にマイペースでゆっくりとやる方がいいというのも個性。ならば両方に等しく学ぶ機会が与えられるのは当然でしょうとのこと。確かに正論ですな。

授業(スクーリング)は週2~3日で1日2~3時間。後レポート提出やテストもあるが、私にはイメージがあまりはっきりしなかった。大学受験に向けては時間的に不十分なので、進学を目指す生徒たちは塾の方で面倒を見てもらうこともあるでしょうとのこと。一所にまかせっきりという時代ではなく、さまざまな出会いの中で社会的自立が達せられるとのこと。まぁ塾にとっては悪い話しじゃないけれど。ところで学校に行かない間、彼、彼女らはいったい何をしているんでしょうかね。

通信制と言ってもテレビでよく見る「N高校」の様な広域通信制や文教大学附属の様な京都滋賀限定といったの地域通信制もあり、またそれぞれが細分されて、目指すところは違うようだ。またその違いによって授業料も違うようなので、注意すべきとのご指摘。もちろん本校はお得ですよと。

10人にひとり。私にとっては結構多い感じがするがこの流れは続くのでしょうか?全日制に通えない子供の受け皿として通信制の学校が増えたのか、通信制の学校を増やしたから通信に行く子が増えるのか?来年度は京都でもう1校通信制の学校が開校するが、通信制に生徒が取られるなら自分とこで通信制を始めればという逆転の発想か…

通信制も多様性の一つであり個性の尊重とするならば、昭和の古い頭で「学校ぐらい行け!」と言うのは顰蹙ものなんでしょうね。


2025年9月30日火曜日

たまには叱られないと

 商工会の「Webマーケティング活用事業」を利用させてもらって、Web活用度の点検と改善提案を受ける。分かりやすく言えば「あんたのとこのホームページ終わってませんか?」の見直し。

わが学園のホームページは私が七転八倒しながらマニュアルを読んで作成したもの。こんなこともできるんやと今にして思えば不必要な細工もする。ただの自己満足。まあしかしそれなりの形にはなっていると思い、最近は時間割や授業料の変更、あとトピック的なものを貼り付けるのみで大きな更新はしていなかった。

その根底にはそれほど多くの人が見てるわけじゃなし、という矛盾した言い訳。

講師の先生にまず言われたのが全体に古さを感じるということ。あとメニュー構造や階層構造、レイアウトにも問題があると。つまり全部やん!

そして何よりもスマホ対応になっていないことが致命的だと。私は自分のスマホでうちのホームページを見ることができるので、それがスマホ対応だと思っていたが、それはただパソコンの画面をスマホで見ていただけ。スマホ対応とは字の大きさや写真のレイアウトが自動的にスマホで見やすいようにしてくれることらしい。

今日び、パソコンでホームページを見る人の割合は少ないですよ、とのこと。それとスマホでの操作が煩わしいとそのホームページからはすぐに離れますよ、ほんの一瞬で、とも言われる。

いつの間にかガラパゴス化してたんだ!

レスポンシブルという機能を使えばパソコンでもスマホでも両方見られるとのこと、えいやっ、でそのボタンを押せばパソコンの方のレイアウトが崩れてしまった!それとあんなに苦労した小細工が機能しない。私の時間を返してくれ~

しかしお母様方はほとんどスマホしか見てませんよの言葉を信じて、パソコンを見限ってスマホ主体でつくりなおしている最中。さらに指摘通りに見ていけばかなり陳腐化している。

あと閲覧者にとって見やすく、更新が適宜なされたものでないとグーグルの評価が上がらない、すなわち検索結果の上位に上げてもらえませんよともいわれた。

久しぶりに人から耳の痛いことを言われ、なんだかやる気が出てきた。普段は叱ってばかりの先生稼業。時には叱られるのも必要か。


2024年3月18日月曜日

春恒例、2024年山城通学圏普通科中期選抜回し合格相関図

 



春恒例、2024年山城通学圏普通科中期選抜回し合格相関図です。

昨年度とほぼ同様に上位校(大住学園が考える難易度順)からきれいに他校へと回っています(横方向)。そして第2順位への出願の仕方も一つ飛ばしで選択するのが確立したようです。城南菱創⇒西城陽、西城陽⇒久御山など。

が、しかし、こんなこといつまでやってんのかいな、がそもそもの話し。

前期選抜で山盛り不合格にしておいて、中期選抜でトップ校の城南菱創以外、常に定員割れのおそれ。

高校側にしても受験生側にしてもその問題点一杯の入試制度なのにちっとも変わらない。

受験生も親も不満はあるんだろうが受験が終われば、「済んだことだし」の世界。校長連中は「個人的には問題を感じるが教育委員会が決めることだし」の世界。こりゃ確かにいつまでたっても変わりませんな。

しかしさすがに今年は2年続きで府下全域の中期選抜の倍率が1倍を切ったので京都新聞が問題にしていた。いわく「多様な選択の形骸化」。

そもそもが入試の機会を増やすことで子供たちの公立進学の機会を増やすことにあったと思うが、私立人気の今大きなお世話状態。京都八幡普通科は8名の受験者のみ。他校からの回し合格を入れても12名。大阪ならとっくに統廃合になっている。ここまで来たら子供のためか大人の事情か分からない。

とは言え、来年は少しぐらいは変化はあるのでしょうか?少し触ってより複雑になるだけだったりして…

2023年3月26日日曜日

あんたら何を学んできたん?

 大阪へ行った帰りの学研都市線。選んだわけではないけれど優先座席の前。すでに座っている若者が少しだけ左に譲れば十分に座れる。さて動いてくれるかと思えばまったく気づかずボーっとしている。私が座らなかったその中途半端な隙間に私の前を滑り込むようにして別の若者が座った。

なんなんだこいつらっ!若者としての矜持はないのか。たぶん矜持も読めないし意味も分からんだろうが。

次の駅で老人がその前に立つ。左から最初のボーッとした若者男性A、滑り込み男性B、元からいた40代男性C、二十歳前後の女性D。しばらくの間誰もその老人に席を譲ろうとしない。たまりかねた老人が「私は80歳なんですが」と声を荒げることもなく穏やかにに語りかける。

さて誰が立つか?

ちょっと間をおいて席を譲ったのが40代の男性C。残りの二十歳前後の3人は知らんぷり。

親のしつけがまずありきだろうが、これが日本の教育の結果かと思えばため息が出る。

塾は合格させてなんぼの仕事とこころえてはいるが、それでも受験勉強を通して身につけた学力と教養で社会に役立つ人、弱者に共感できる人になって欲しいと私は思っている。

座った老人が困ったもんですなと、私に目で訴えてこられる。私も2,3度頷きもう一度3人の若者をみた。

見ザル聞かザル言わザルやんか!

2023年3月17日金曜日

春恒例、2023年山城通学圏公立高校中期選抜結果

 お待たせしました。春恒例京都府山城通学圏公立高校回し合格相関表です。

今年はまんべんなく第2順位へと流れ、定員割れも1校だけで美しい相関表となりました。これが府教委の描いた理想の形。でも今年も京都八幡の定員割れはひどいですね。

西城陽が例年になく高倍率となり第1順位不合格者が多数出ています。こうなると怖いのが隔年現象。来年は確実に倍率は下がるでしょう。中身が評価されての高倍率なら来年も持ちこたえるでしょうが、何となくの高倍率はただ敬遠されるだけでしょう。

南陽も倍率が1.2倍前後になると次の年は必ず倍率が下がっています。下がると分かっていても避けたくなるのが人間心理。来年の受験生の皆さんはこの図をどう見ますか?











2023年1月14日土曜日

また今年も中学受験生を送り出す日

1月13日で中学受験コースの授業が終了。明日から今シーズン中学受験が始まる。

毎年この日は特別な日だ。最後の一言でもし頑張りにつながるならといろいろ考えてみるが,

いつもながらの「あわてず、あせらず、あきらめず」としか言葉が浮かばない。

でもそんな当たり前の言葉でも今日はみんな真剣なまなざしで聞いてくれる。いろいろあったが2年間、3年間、「合格」というゴールを目指して共に頑張ってきた信頼関係がこのまなざしと思えば、最後の授業は声がうわずってしまう。

「緊張してるかと?」と聞けば、はにかみながらウンと答える。適度な緊張はいい結果をもたらすと言って安心させる。「だってお前たちは普段の力を出せばみんな落ちるもの!」皮肉を言えば、みんな笑ってくれた。やっぱり私の教え子だ!

明日はプレッシャーに負けずプレッシャーを楽しむぐらい「あわてず、あせらず、あきらめず」で頑張ってほしい。


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京都文教大学附属宇治高等学校

2026年開校の「京都文教大学附属宇治高等学校」という通信制高校の塾対象説明会に参加する。 京都成章や京都廣学館の通信制のような、すでにある高校の併設型とは違い、あくまでも京都文教大学の附属高校であるということらしい。したがって京都岡崎にある京都文教中学高校とは別物。 通信制の高...