今日の京都新聞の朝刊には1月14日現在の志願者数が載っている。
秋から年末に掛けて京都のどこの私学の先生も中学受験の募集に危惧感を抱いていたようだが、結果昨年と同水準らしい。
京都府私立中学高校連合会の会長談では「少子化が進む中では大健闘。各学校のPRが効果を上げた。景気回復も影響しているのではないか。」とのこと。
そうかも知れないが、呼称は様々だがたとえば前期・後期、午前・午後の組み合わせで4~6の複数受験が可能というか複数受験が当然の状況。塾が合格者実績を稼ぐために何のかんのと理屈をつけて一人あたりの受験校を増やせば受験者数はむなしい数字。果たして入学者増につながるかどうかはさてさてと言ったところか。
それはともかく、最後の授業を終わり受験生を送り出す。毎年のことだが鎖骨のあたりが苦しい。入園時はまだ3年生、4年生だった頃を思い出せばずいぶんと体も大きくなり、顔からも幼さが抜けてきた。私の嫌みに耐えながら最後まで頑張ってくれ、そして微笑みながら教室を出て行く姿を見れば、涙が出そうになる。
自転車置き場では喧嘩もした者同士が「がんばれよ!」声を掛けている。やっぱり成長しているんだ。
中学受験生を預かって30年。受験前日は何年たってもやっぱり特別の日だ。
受験前に受験生と保護者に渡す「合格カイロ」。以前は袋そのものに合格カイロと書いてあった made in china のものを渡していたが異常に熱くなるとのことで国産カイロに自家製シールを貼ったものに変更。 ウサギの指先に大住学園の文字があるのがオシャレ!今年は暖冬で出番がないかも。 |