5月19日(日)は「親子で学ぶ高校受験」開催。大勢の保護者に参加していただいた。 来春は京都市内南北通学圏が一つになること、そして日本に最後まで残った「総合選抜制度」の廃止に伴って、という因果関係はないが、この際試験の方式もいろいろと変わる。 説明会に備えてパワーポイントの資料を作成したが、4月末に配布されるべき府教委の資料が5月中旬までずれ込んで期日に間に合うかと冷や汗ものだった。作成中意味がよく分からない部分とかを直接府教委に問い合わせたが、素直に表記に誤解を生じる部分があったとか、まだ矛盾点を検討中だとかの返事。 こりゃどうも大あわてで制度改革に踏み切ったような感じがする。いわば見切り発車。 資料を作成していて、適性検査、推薦入学、特色選抜という例の複雑怪奇なシステムからの脱却がはかれことは理解できる。昨年まではイラスト、アニメーションを駆使して流れ図的に説明しなければとうてい理解してもらえないような部分が、文字だけでの説明でも理解可能となった。 しかし新たな前期選抜と称される試験では各学校の裁量の幅が大きく、学力検査、内申点、面接・作文、活動実績報告書の配点比率が各校によって様々。この意味において従来よりに複雑に見えるかも知れない。またこの配点比率を発表することも今回初めてで画期的。さらには学力検査の科目の配点まで発表する学校もある。いやはや一気に情報開示。今までかたくなに発表しなかったことと、あっさり山盛り開示のこのギャップは何なのか?問うてみても多分「府民、市民のニーズに応えました。」との業界用語を聞くだけだから尋ねずにおこう。 ともあれ来春入試に向けて、塾の先生方は各校の配点比率を精査し、その学校を志望する生徒にはどこに重点を置いて指導するか、また試験の配点からその学校はどのような生徒を求めているのかを読み取る必要があるだろう。(そうそう、今回の改訂であらゆる入試スタイルにすべて内申点が関係するようになった。中学校からの強い要望なのは明らか。ある専門学科の先生はこじんまりした入学生が増えるんじゃなかろうかと心配しておられた。) 例えば掘川探究科は学力検査 400 、内申 100 、作文 25 、の比率で実施される。(学力検査+内申点)に対する内申点の比率は 20 % でこれは教育委員会が決めた最低ラインとなっている
大住学園、吉川学園長の言いたい放題。 塾もいろいろ、学校もいろいろ!