説明会に備えてパワーポイントの資料を作成したが、4月末に配布されるべき府教委の資料が5月中旬までずれ込んで期日に間に合うかと冷や汗ものだった。作成中意味がよく分からない部分とかを直接府教委に問い合わせたが、素直に表記に誤解を生じる部分があったとか、まだ矛盾点を検討中だとかの返事。
こりゃどうも大あわてで制度改革に踏み切ったような感じがする。いわば見切り発車。
しかし新たな前期選抜と称される試験では各学校の裁量の幅が大きく、学力検査、内申点、面接・作文、活動実績報告書の配点比率が各校によって様々。この意味において従来よりに複雑に見えるかも知れない。またこの配点比率を発表することも今回初めてで画期的。さらには学力検査の科目の配点まで発表する学校もある。いやはや一気に情報開示。今までかたくなに発表しなかったことと、あっさり山盛り開示のこのギャップは何なのか?問うてみても多分「府民、市民のニーズに応えました。」との業界用語を聞くだけだから尋ねずにおこう。
ともあれ来春入試に向けて、塾の先生方は各校の配点比率を精査し、その学校を志望する生徒にはどこに重点を置いて指導するか、また試験の配点からその学校はどのような生徒を求めているのかを読み取る必要があるだろう。(そうそう、今回の改訂であらゆる入試スタイルにすべて内申点が関係するようになった。中学校からの強い要望なのは明らか。ある専門学科の先生はこじんまりした入学生が増えるんじゃなかろうかと心配しておられた。)
例えば掘川探究科は学力検査400、内申100、作文25、の比率で実施される。(学力検査+内申点)に対する内申点の比率は20%でこれは教育委員会が決めた最低ラインとなっている。作文を含めた全体から見れば20%を切っている。嵯峨野こすもす、西京エンタープライジングもこれに近い線。
一方南陽サイエンスリサーチ科は学力検査150、内申点100,作文50、で(学力検査+内申点)に対する内申点の比率は40%、全体から見ても33.3%と高い比率になってる。そして学力検査も堀川、西京、嵯峨野は学校独自の問題、南陽は普通科や職業的専門学科が採用する共通学力検査の違いがある。
すなわち堀川、西京、嵯峨野はできれば従来の内申点の関係なしの適性検査ように、できるだけ学力の高いものをとりたいということが透けて見えるし、南陽は御三家には真っ向勝負を挑ます、コツコツ真面目に勉強する、基礎学力のしっかりした生徒を望んでいることが分かる。
私は地元山城通学圏の特進系専門学科として、御三家に並んで欲しいと期待していたのに、今回の選択は自ら2番手、3番手校宣言をしたのに等しく、何だかなぁ…
それにサイエンスリサーチの募集定員を前期70%、中期30%と割り振ったのも、よそ様の前期おこぼれ(失礼)を中期でいただくような発想に思え、やはりなんだかなぁ…
と、いうように分析しながら説明すれば、2時間の長時間でしたがみなさん真剣に聞いて下さいました。「とても分かりやすい説明で、長時間とは感じませんでした。」とのお褒めの言葉もいただきました。
京都市内の塾の先生方、初体験の中期選抜ステップ1、ステップ2の回し合格制度、思っている以上に保護者・生徒には伝えづらいですよ。必要ならアニメーションお見せしますよ。
若野です。
返信削除5月から西院教室に異動になってます。
(立て直し命令を背中に背負って・・・)
先生!
回し合格制度のアニメーション、見せていただけませんか?
ご検討よろしくお願いします。
はい、いいですよ。
返信削除塾説の合間を縫って日時を決めましょうか。
また連絡します。
ありがとうございます。
削除よろしくお願いいたします。
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