DAI語風に書けばKKGKKGとでもなるのか、京都廣学館高等学校の卒業式に来賓として参加させていただく。 校名が京都廣学館に変わった 第1期生 の卒業式だ。今までの生徒たちに失礼な言い方になるかも知れないが、雰囲気が大きく違う。2時間15分の長丁場だったが、だれることもなく最後まで粛々と式は進む。 壇上で卒業証書をもらった後、降壇し、ずらりと並んだ先生方と言葉を交わしたり握手をしたりするのがこの学校の流儀なのだが、自分の席に戻ってきたときには女の子たちだけでなく男の子も涙を流している。私も目頭が熱くなる。 この涙で先生と生徒たちの関わりの深さがうかがえる。生徒も先生も一生懸命だったんでしょう。 この学校の「礼」は少林寺流の「合掌」になります。 校名変更は大きな決断だったと思う。校名が変わっただけで中身が変わらなければ「やっぱりね」の一言でかえって評価を下げるだけ。理事長、校長を始め先生方には相当プレッシャーがかかっていたはず。また一期生たちも先生方のプレッシャーを共感しながら一期生としてのプライドをかけた学校生活でもあったのだろう。 この一期生の大学進学実績は現時点で同志社12名、立命館4名、関大6名、関西学院2名、近畿大学26名、龍谷大学16名、京都産大11名と飛躍的に伸びている。数年前では考えられない状況だ。改革が着実に進んでいることがうかがえる。 今日の卒業式の雰囲気はその一期生の学校生活の集大成だったのだろう。 式の最後には会場後ろに座っている保護者の方に向きを変え、全員で「YELL」という題名の歌を合唱する。頬を伝わる涙を拭きもせず、男の子が歌っている。保護者も泣いていたでしょうね。 卒業生が退場するとき、多分自分たちで決めたのだろうが、クラスで集まり、もう一度保護者の方に向かって「ありがとうございました。」と感謝の言葉をみんなで伝える。保護者席からはひときわ大きな拍手が起こる。なかなか器用なことやるなと思いながらこちらも涙がこぼれそうになった。 それとブラスバンド部が入退場、君が代、校歌、YELLの伴奏をしていたのはとってもよかった。卒業式に花を添えるだけでなく、学校そのものに厚みが出てきたような感じがした。でも最後には「今日の伴奏をしてくれたのはブラスバンド部のみなさんでした。」ぐらいの紹介
大住学園、吉川学園長の言いたい放題。 塾もいろいろ、学校もいろいろ!