8月26日、27日、28日、3日続けての塾対象説明会。 26日の京都女子はあらかじめ1塾1名のみの参加とし3密回避。席も当然離した状態。 京女の説明会、以前は人呼んどいて上から目線の説明はないやろ、というようなものだったが、最近は説明も資料も詳しくていねいなものになった。ちょっと都合の悪いデータもあるが、そこをあえて隠さないことで信頼も生まれるし、また改革へのリアリティーも出てくる。内部でいろいろ変化が出てきているんだろう。上から目線の発言でごめんなさい。 今年は実施されなかったが以前の授業見学では女子校ならではの落ち着きと(男の子ってやはり落ち着きないですよね!)、京女生のプライドというものを感じた。 27日は京都産業大学附属。 校長自らが説明をする。これはもう話芸である!というくらい噛まずにリズムよくていねいな言葉で説明が進む。110を超えるパワーポイントのシート、かなり踏み込んだ資料も入っているが、緩急をつけてコンパクトに要領よく、そして少しばかりのジョークもまじえて話される。いやー、勉強になるなぁ。 私立大学の定員厳格化による一般入試の難化、また大学入試改革に対する不安感、さらには子供たち保護者の安全志向もあって、附属中高の人気は上がっている。それはそれでいいのだろうが、一方、同志社、立命館系列と異なり、国公立難関私大受験コースを持つ京産大附属や龍大平安ではそちらのコースの存在感が薄れてきている。つまりそのコースへの受験者減少傾向にある。クラブをやりながら定期テストをしっかりやっておけば今や難化した京都産業大学に進学できるならば、それはとても魅力的だ。国公立進学コースへ合格の成績がありながら京産大進学コースを選択する割合が増加しているようだ。この傾向が続けば他大学合格の実績は伸びず、負のスパイラルに入るおそれがある。 これは中学からの入学者も同様で、高校進級時に京産大接続コースを選ぶ生徒と、国公立難関私大コースを選択するものが1:1にまでなっている。こうなると中学生の間に他大学受験に向けてのモチベーションが維持できるのかという心配が出てくる。 他大学進学を目指すなら大学附属でない学校を選択する方が目標を絞りやすい、と中学入試の保護者が判断すれば、中学募集も厳しい状況になるだろう。 28日は龍谷大学付属平安 ここの校長も話しがうまい。上手な政治家の演説を聴くよ
大住学園、吉川学園長の言いたい放題。 塾もいろいろ、学校もいろいろ!