中学受験は志望校の選択や日常のスケジュールの管理、精神面でのバックアップなど親が関与する部分が多いので、私が作ったパンフレットを使いながら1時間程度の説明をさせていただく。
最近はご両親で聞きに来られる場合も多い。父親はこの際子育てに積極的に参加しようと思われているのだろうが、やはり観念論が多く、具体的な話になると母親に話を譲ることになる。
先日何かの記事で妻が夫に対する不信感を持つきっかけの一つに、結局男親は子育てに対し最終的責任を取らない、というのがあったが、それがこの具体性の違いかも知れない。受験生を持つお父さん方、お母さんの意見を最大限に尊重してくださいよ。
さて、志望校選択の話になると「女の子だし…」というフレーズが結構出てくる。異性である男親が言うのはとりあえずおいといて、母親がこれを言うのはどうも引っかかりを感じてしまう。女性が女性であることを低く評価するのはどうなんだろう?
確かにオッッサンばっかりですが |
一昔前の「男女平等」は男が上から目線で言っていた様な気がするが、現在の「男女共生」は本当に男女が対等に生きて行く時代になりつつあるのではないかと思う。子ども達を教えていて男女間で能力の差なんて感じない。それどころかへなちょこの男の子が増えてきたんじゃなかろうかと思うぐらいだ。
JRの運転士、、バスの運転手、男の職場とされてきたところにも女性の進出は増えてきた。まだ政治の世界では女性は少なく、これをもって所詮日本は男に都合のよい世の中だと批判する人もいるだろうが、それをまさに変えていくのも今の女の子達だろうと思う。
少子化で女性も社会に出て行かざるを得ない状況でもある。それならば「女の子だし…」は止めにして、「女性だからこそ」と中学受験を考えてみませんか。