今日3日は某有名女子校の塾対象説明会。
塾対象説明会の良し悪しと、学校の良し悪しとは実は関係ないと言ってきたが、これほどできの悪い塾説明会をするということは、よほど能力のない、または不誠実な教師がそろっているわけで、塾説と学校の良し悪しとに因果関係は存在するのではないかと、見方が変わってしまった。
まず校長の話。言葉はすらすら流れるが何を言ってるのか意味不明。おい、(失礼)宗教校の校長なら何か言うべきことがあるだろう。
同じ浄土真宗本願寺派の龍大平安とはずいぶん違うな。
話しの中では「やはり」「やはり」の副詞を連発。何が「やはり」なのかさっぱり分からない。「やはり」は説得力のない話しをごまかす便利な副詞か?
来年からコース名が変わるらしいが何のためなのか、何をしたいのかもよく分からない。説明した先生ご自身も本当に理解しているのかあやしい。訴えるものが全くない。
次の類型主任の話も「しっかりと」「しっかりと」の副詞の連発だ。副詞を繰り返すのは教養のない人間の話し方だと昔教わったことがある。それはさておき「しっかり」だけで難関大学に受かるならすでにしっかりと難関大学合格実績を出せていなければならないのに、自分の言葉に矛盾は感じないのか?
とにかく教育の中身の具体性が全然見えてこない。
具体的な数字、データと言えば成績のいい子が入ってきていますよと、学力推移調査の成績を他校と比較して示す。おい、(失礼)いい子を入れて伸ばしていないというのが貴校の評判だと言うことを知らないのか。墓穴を掘るぞ!うーん、危機感のない方々だ。
後半は併設大学への直結コースの説明。パワーポイントのスライドの量、説明の時間も2倍ぐらいとられていた。大学の経営を考えて本当はそちらの方をメインにしたいのかも知れない。それなら前半のほうが分かりにくいのも納得だ。分かりにくいのではなく力が入っていないのだろう。
渡されたペーパーには今春入試のデータは載っていない。塾説は入試報告会でもあるはず。入試データ分析を通して、来春の受験生に対する指導方針を私たち塾は決めていく。どうやって保護者、受験生に進路指導しろと言うのか?
それと大学進学者数の現浪別がどこのも載っていない。そして上位コースは医師薬系を目指すと言いながら学部別合格者数も載っていない。
「女子は現役合格を望む場合が多いので現浪別は大きな関心事。学校案内に載せるべきであろうし、それがいやならせめて塾説の資料には載せるべきだ。」と、すでに2年前の塾説でお願いした。
時の校長が「検討します。ご意見ありがとうございます。」とまで言ったのに放置かよ!それについての判断を求めたところお互い顔を見合わせるだけで誰が責任者かも分からない状態。こりゃ組織として終わってるな。
座って黙ったままの校長とはいかがなものか。私は学園長、塾団体の会長として矢面に立ち、泥をかぶる覚悟は常にしているつもりだが。
やっと返事をもらったその内容が、「来週保護者(学内の?)にはお知らせすることになっています。」おい、(失礼)自分が何言ってるのか分かっているのか?学校を知ってもらって受験生を送ってくれるようにと説明会しているんじゃないのか。ハァ~。
あまりにも身勝手すぎるので「塾を敵と思っているのか、味方と思っているのか、どちらなのだ?」と尋ねてみた。この問いの意味するところ分かってくれてるやろか…
来春には洛南に小学校ができ、そして何年か先には高槻中学が共学になるらしい。小、中ともすごく厳しい状況になるはずなのにこれではねー。
うん?なるほどだからウィステリアコースの充実か!
説明会終了後「よくぞ言ってくれた」と何人かの塾長先生から声がかかる。全く知らない女性塾長先生からも「その通りですね」とうなずかれた。なんちゅう説明会やっ!?