2016年2月26日金曜日

KKGKKG

 DAI語風に書けばKKGKKGとでもなるのか、京都廣学館高等学校の卒業式に来賓として参加させていただく。

 校名が京都廣学館に変わった第1期生の卒業式だ。今までの生徒たちに失礼な言い方になるかも知れないが、雰囲気が大きく違う。2時間15分の長丁場だったが、だれることもなく最後まで粛々と式は進む。

 壇上で卒業証書をもらった後、降壇し、ずらりと並んだ先生方と言葉を交わしたり握手をしたりするのがこの学校の流儀なのだが、自分の席に戻ってきたときには女の子たちだけでなく男の子も涙を流している。私も目頭が熱くなる。

 この涙で先生と生徒たちの関わりの深さがうかがえる。生徒も先生も一生懸命だったんでしょう。

この学校の「礼」は少林寺流の「合掌」になります。
校名変更は大きな決断だったと思う。校名が変わっただけで中身が変わらなければ「やっぱりね」の一言でかえって評価を下げるだけ。理事長、校長を始め先生方には相当プレッシャーがかかっていたはず。また一期生たちも先生方のプレッシャーを共感しながら一期生としてのプライドをかけた学校生活でもあったのだろう。

 この一期生の大学進学実績は現時点で同志社12名、立命館4名、関大6名、関西学院2名、近畿大学26名、龍谷大学16名、京都産大11名と飛躍的に伸びている。数年前では考えられない状況だ。改革が着実に進んでいることがうかがえる。

 今日の卒業式の雰囲気はその一期生の学校生活の集大成だったのだろう。

 式の最後には会場後ろに座っている保護者の方に向きを変え、全員で「YELL」という題名の歌を合唱する。頬を伝わる涙を拭きもせず、男の子が歌っている。保護者も泣いていたでしょうね。

 卒業生が退場するとき、多分自分たちで決めたのだろうが、クラスで集まり、もう一度保護者の方に向かって「ありがとうございました。」と感謝の言葉をみんなで伝える。保護者席からはひときわ大きな拍手が起こる。なかなか器用なことやるなと思いながらこちらも涙がこぼれそうになった。

 それとブラスバンド部が入退場、君が代、校歌、YELLの伴奏をしていたのはとってもよかった。卒業式に花を添えるだけでなく、学校そのものに厚みが出てきたような感じがした。でも最後には「今日の伴奏をしてくれたのはブラスバンド部のみなさんでした。」ぐらいの紹介はしてあげて欲しかったな。きっと大きな拍手が起こり励みになったと思いますよ。

 そんなこんなで感動した卒業式でした。

お土産にいただいた校章入り紅白饅頭。
私のオリジナルお菓子コレクションが増えました。

2016年1月15日金曜日

中学入試前日

明日1月16日は中学入試の解禁日、と言う表現が適切かどうかは知れないが、関西圏の中学入試が始まる。

今日の京都新聞の朝刊には1月14日現在の志願者数が載っている。

秋から年末に掛けて京都のどこの私学の先生も中学受験の募集に危惧感を抱いていたようだが、結果昨年と同水準らしい。

京都府私立中学高校連合会の会長談では「少子化が進む中では大健闘。各学校のPRが効果を上げた。景気回復も影響しているのではないか。」とのこと。

そうかも知れないが、呼称は様々だがたとえば前期・後期、午前・午後の組み合わせで4~6の複数受験が可能というか複数受験が当然の状況。塾が合格者実績を稼ぐために何のかんのと理屈をつけて一人あたりの受験校を増やせば受験者数はむなしい数字。果たして入学者増につながるかどうかはさてさてと言ったところか。

それはともかく、最後の授業を終わり受験生を送り出す。毎年のことだが鎖骨のあたりが苦しい。入園時はまだ3年生、4年生だった頃を思い出せばずいぶんと体も大きくなり、顔からも幼さが抜けてきた。私の嫌みに耐えながら最後まで頑張ってくれ、そして微笑みながら教室を出て行く姿を見れば、涙が出そうになる。

自転車置き場では喧嘩もした者同士が「がんばれよ!」声を掛けている。やっぱり成長しているんだ。

中学受験生を預かって30年。受験前日は何年たってもやっぱり特別の日だ。
受験前に受験生と保護者に渡す「合格カイロ」。以前は袋そのものに合格カイロと書いてあった
made in china のものを渡していたが異常に熱くなるとのことで国産カイロに自家製シールを貼ったものに変更。
ウサギの指先に大住学園の文字があるのがオシャレ!今年は暖冬で出番がないかも。



2015年11月18日水曜日

寿司屋のホームページ

4ヶ月のご無沙汰です。

保護者の皆様、業界の皆様からは塾対象説明会の記事はどうなっておるのかとの声をたくさんいただきました。が、最近の塾対象の説明会、どことも完成度が高くなってなかなか突っ込みどころがないのです(何も突っ込むために行っているのではないのですが)。


説明会の進行、資料の詳しさ、学校によって上手下手、センスの善し悪しはありますが、どことも及第点になっています。

しかし裏を返せばどことも無難な説明会になってしまいました。こちらの記憶力に問題があるのでしょうが、どこの学校の説明会の話しだったのか後で区別がつかない時があります(ごめんなさい)。

そんな中でも印象に残ったのは生徒たちが出てきて演奏をしてくれたり、合唱をしてくれた説明会です。

嫌みな私は生徒たちのパフォーマンスの善し悪しと学校の善し悪しとは関係がないと自分に言い聞かせるのですが、母校のために一生懸命に歌う姿と清らかな歌声に感動してしまい、このような学校で楽しく、落ち着いて勉強するのもいいかなと思ってしまうのです。先生の中には感激して涙が出てくると言っている人もいます。泣き顔が想像できない先生なんですが。

以前ある学校の校長に「説明会に生徒を使うな」と言ったらしいのですが(失礼)、今では来年は何をしてくれるのかなと少し楽しみにしたりもしています。私もヤキが回ったようです。

塾の先生は生徒の発表に弱い。来年度の塾説のヒントかも知れません。

ブログの更新ができていなかった次の理由として、個人で寿司屋をしている古くからの友人のために、
ホームページを作成していたこともあります。

コストパフォーマンスは高いと思います。
庶民にとって寿司屋といえば回転寿司が当たり前の時代、住宅街の中の個人の寿司屋は絶滅危惧種ような存在です。長いことやっているのでリピーターさんは多いのですが、新しいお客さんになかなか知ってもらう機会がないと嘆いています。本人はパソコンを触ったことさえない化石人間。

じゃあ自分の勉強がてら、業種が違う寿司屋のホームページを作ってみましょうかねと作り始めました。以前使っていたホームページ作成ソフトは偏差値40の子(つまり私)に70の子が使う参考書を渡したようなものでさっぱり進まなかった。今回のソフトはやはり難しいが手がつけられないものではありません。

いやー、よそのホームページを作るのは気が楽ですわ。思い切ったこともすらすら書ける(いわば無責任!)それとこの店の売りは何か?ということも客観的に判断でき、アピールができる。
「腕は一流、人気は二流、値段は三流」という少し恥ずかしいキャプションも人のことなら簡単につけられます。
※後日、本人より要望があり、「あじよし、ねたよし、しゃりよし」に変わりました。おもしろくないなー

自分とこのを作るときにはなかなかこの辺の思い切りがつかないんですよね。その意味で何でもかんでも自分でやるのではなく、人に任せてみるのも有りかなと思いました。

未完成ながらアップして今は閲覧できる状態。検索に引っかかる工夫も分かったし大いに勉強になりました。

サーバー代節約のためうちのサイトに間借りしている状態、そのためURLにosumigakuen.com
と出てしまっていますが、経営しているわけではございません。

一度ご覧になって、感想でもお聞かせ下さい。もちろん食べも行ってあげて下さい。
吉川の知り合いですと一言言っていただければ「ああそうですか。」と言ってもらえます。
それだけかいっ!




2015年7月13日月曜日

名は体を表して、いない。

6月24日、25日は京都八幡高等学校の塾対象説明会。24日は京都八幡高等学校南キャンパス、介護福祉科、人間科学科の2つの専門学科がある。

介護福祉科は読んで字のごとく介護福祉士や福祉に関わる分野への進学を目指すコースであるとすぐに理解できるが、もう一つの人間科学科は何ともわかりにくい名前だ。人間科学科のことを知らない人に「人間科学科って何を勉強すると思いますか?」と尋ねたところ、「心理学とかですか?」との返事。そうですよねぇ。人間の行動科学とか脳の研究とかをしている様な感じがどうしてもする。

京都八幡の公式見解では『人間科学科は、教育・福祉・看護・医療系の大学等への進学を目指す専門学科です。将来、教員(幼・小中高・特別支援)保育士・看護師など「ひとの命に関わる職業で活躍できる人」を育成します。そのために必要な学力を3年間かけて身につけます。』とある。

なるほど、と思ったところでやはりこの名前である必然性は全くなし。て言うか、誤解の元になって有害かも。

とは言え今回の授業見学でこの学科の存在意義は十分にあると思った。授業見学の内容は同じ敷地内にある支援学校の生徒たちとの「授業交流」。当日は体育館で同じ高3同士で体育の授業と言うかプチ運動会のようなものがあった。

当日のスライドです。なかなかいい言葉です。

一見するところほとんど分からないが、やはり他者とのコミュニケーションがとれない生徒がいる。自閉症と言われる子たちかも知れない。

私が感動したのは人間科学科の生徒たちが何のためらいもなしに支援学校の生徒たちと一緒に運動会を楽しんでいたこと。

正直に言えば、ハンディキャップを負った人たちに対して、どう対処してあげればいいのか戸惑うときが自分にはある。もっと素直に役に立てたらと思いながらも自分の身の処し方が分からない。悪気はないが結果において無視しているのと同じこと。

この学科で学んだ生徒たちは私の情けない戸惑いなんかなく、そして上から目線でもなく、自然体で社会的弱者と同じ目線で接していけるんだろうと思う。

プチ運動会を応援しながら、人の痛みが分かる先生や人の命を大切に思う職業人がこの学科から育ってくれればと思った。そしてこの設備と人員は公立でしかできません。志のある中3生、説明会に行ってみたら。自分に向いていればきっとお得ですよ。


なるほど。山田クーン、座布団3枚!

でもくどいようですがやはりネーミングが…

2015年7月6日月曜日

ご来場ありがとうございました。2015年進学個別相談会。



7月5日、日曜日は18回目となる中学・高校進学個別相談会を開催。私立、公立、国立中学高校合わせて44校は過去最大の参加校数となった。


赤いポスターが目立ちます。帝塚山中学校高等学校。
奈良の学校ですが京田辺市からは通いやすい学校です。

公立高校は今年から久御山、木津が参加することになって山城通学圏普通科10校がそろった。

開始時間はいつもより来場者が少ないように思えたが、例年と違って後半も来場者が途切れず300人程度の来場者数となった。

堀川は校長自らが相談。と言うよりもすでに生徒指導の雰囲気です。
先々代のヒゲのカリスマ校長が退任して堀川どうなるかなと思ったが、この熱血校長に
代わり、イリュージョンからパッショネイト・リアリティーへと変化したと私は評価しています。
  あと嵯峨野、南陽、木津、西京、城南菱創、京都成章、同志社国際、
京都聖母学院も校長が参加。皆さんなかなか熱心です。


公立高校は城南菱創、南陽、西京の人気が高く、テーブルを2台準備したが列を作っての順番待ちになってしまった。私立は大谷、京都橘が同様の状況。

相談者が多くニコニコ顔の大谷。
後ろのポスターもみんなニコニコ顔です。
洛北高等学校附属中学校、奈良女子大学附属中等教育学校、京都教育大学附属桃山中学校はこの3校だけで1つの会場を設定。他の会場とは少し違う雰囲気で粛々と相談が進む。中学受験の保護者ってやはり熱心だなぁ。ここは会場外まで列ができていた。

奥から洛北、奈良女、京教です。
この会場だけ違う雰囲気でした。

ところで以前にも書いたことがあるが、公立高校の若手の先生で少しマナーのよろしくない方がいらっしゃいました。受付では「〇〇高校の✕✕です。お世話になります。」ぐらい言えよ。生徒に挨拶は大事ですと指導している立場でしょっ!校長の方がよほど腰が低い。その校長が若手の先生にビジネスマナーを教えることってないのかしら?教育村は困ったものです。

ま、とにかく事故もなく盛会のうちに無事終了できました。ありがとうございました。


ところで公立6校が並んだ会場はすべて制服のミニチュアマネキンを持参されていた。各校自信ががおありなんでしょうが、違いがよー分からんな。

 
唯一伝統的詰め襟の田辺高校。
でも、これしんどいねん。

2015年6月24日水曜日

開明開花

 23日は開明中学校・高等学校の塾対象説明会。今春の中学入試で「開明の一人勝ち」と言われるほど出願者を集めた。その数2041名!。当初の定員で合格者を切れば、来年はその報復、あっ違う、反動が怖い。5クラス募集のところ急遽2クラス増の7クラスで入学者を迎え入れたとのこと。

「従って受験者は増えたが難化はしていません。来年もどうぞよろしく。」と如才ない営業。受験しなかった分の受験料の返金や、併願者の納付金の返還制度など家庭に負担を掛けない細かな心配りも開明人気の一つか。

新校舎。保護者が気にする飲み屋街を通っての通学路と古い校舎のうち、一つが解消された。


 開明とは校名がまだ大阪貿易学院高等学校(この名前を知っている人も少なくなってきたでしょうね)の時からのお付き合い。開塾したてのほんの小さな塾にわざわざ教頭先生が学校案内やポスターを持ってきてくれた。

 当時、塾は私学からはまだまだ下に見られていた時代で、学校が塾訪問するなんてことはあまりなかった。私たちよりもずっと年配の教頭先生にていねいな言葉で接していただき恐縮したものだ。

 大阪貿易学院はその頃底辺校(失礼)から進学校への脱却を図っており、その営業の一環だと言えばそれまでだが、それを超えてすごく熱心でまじめな学校だという印象を持った。

 就学支援金の関係で府をまたいでの進学が減ったため、最近はうちからの高校受験生は少なくなったが、毎年中学受験では必ず志望校として名前が挙がる。入学者の学力は伸びたという印象があり、また保護者からも不満を聞いたことはないかな。



あくまでも正攻法で学力を伸ばす。説明も分かりやすかった。
 
 今日の説明も大げさな言葉を使うことなく、日々どのような理念のもと生徒を指導しているかを話される。行事一つ一つに対しても、何の目的で、そして生徒たちの反応はどうであったかの報告。大学進学実績の報告も分析的でかつていねい。今年は国公立大学への進学者率は飛躍的に伸びて73%となった。現役に限れば55%だが、これは公立国立も含めた大阪のすべての高校の中でトップらしい。

 
右肩上がりのグラフにさらに矢印をつけてもいいような状況だが、まだまだ目標として宣言した数字にはなっていません。さらに努力をし、塾の先生方の期待に応えられる学校にしますとあくまでも謙虚。

 やっぱりまじめな学校ですよね。説明会に参加された保護者が好印象を持たれるのも理解できます。
 
 今年の受験者の増加は新築なった校舎の建物効果だという人もいるだろうが、そうではなく欠点がなくなって開明のいいところがクローズアップされた結果だと見るべきだろう。

 

 
新校舎の免震ゴムは「東洋タイヤ」製ではなく「ブリジストン」製ですのでご安心をと常務理事が言ったがあまり受けてなかった。このジョークの垢抜けのなさがまた開明かとも思った。

2015年6月18日木曜日

セミナー「スマホ、ネットの危険性と子供たち」

 18日は私が会長を務める関西私塾の会主催のセミナーがあった。内容は「スマホ、ネットの危険性と子供たち」(先生として知っておくべきこと)。

 京都府警察本部生活安全部少年課少年サポートセンター北部センターから、担当の警察官に講師としてお越しいただいた。このような部署があるんですね。

警部補さんのお話し。上手で分かりやすかった。
 
依頼当初はlineを使ったイジメやなりすましの危険性についての話し程度かと思っていたが、そんなレベルの話ではなく、多岐にわたって今そこに危険が存在することが理解できた。

lineの危険性は今や古典の部類
 
  無料アプリのダウンロードにより個人情報が収集されているとの話しは、「タダほど高いものはない」、の言葉通りと腑に落ちる。

 
  瞬時に広範囲に広がるというネットの特性により、悪ふざけの画像投稿が損害賠償問題になったり、リベンジポルノにより社会生活が困難になったりということが起きる。そしてその加害者被害者ともがさらにネットでさらされ、それが永遠に残る。就職や結婚の時に名前を検索されればそれでアウト。一生消すことはできないので「デジタルタトゥー」と言うらしい。



 SNSも注意して使用しないと個人情報がダダ漏れ状態。自分の情報だけならまだしも、やりとりをしていた相手方の情報まで漏らしてしまう。

小学4年生が分かれ目!うーん!
 
  ここまで来たら子供の危険性だけではなく、大人も十分危うい。そのせいか今回のセミナーは静まりかえった状態で皆さん聞き入っておられた。

 質疑応答の時間に子供たちのスマホを禁止するのはどうですかと尋ねてみたところ、ネットがあるのが当然の社会で生きていく子供たちにとって、禁止は意味を持たない。いかに賢く使うかを教えることの方が大事、と話される。その通りだしそれが大人の責任だと私も思う。

この9条は役に立ちます。すべての塾でも広めましょうか。
 
 でも一方ではスマホ、ネットを使わそう使わそうとするのも大人の社会なんですよねー。

  途中で警視庁監修のドラマ仕立ての動画が使用されていた。一般にも公開されているので一度ご覧になってはいかがですか。動画ライブラリー 警視庁


 

春恒例2026年山城通学圏普通科中期選抜相関表

  2029年からは公立の入試制度が大きく変わり中期選抜がなくなるので、この相関表も今年で最後か? とは言え、新しくできる前期選抜の「共通枠」、というのが、従来の中期選抜のシステムを踏襲しているようなのでこの相関表はまだ続けられるかな。 でも出願方法が私立の様にオンライン出願にな...