2012年4月2日月曜日

カリスマなき後

ただ今春期講習の真っ最中。新小6受験コースはこの講習会でずいぶんと受験生らしくなってきた。私語はほとんどなく、競い合って問題を解いている。ノートの取り方も良くなってきて、図形問題も要領よく図形を描いている。ここから先はそう手がかからずに、自分で問題量を増やしていってくれるだろう。またそでないと人気校には合格できない。

一方新5年生の受験コースは、まだ4年生の尾っぽが付いているような状況で落ち着きがない。単純に人より先に解きたいだけで、確実性に欠けるためミスを連発する子もいる。それと難しいとすぐにあきらめる子も。またこれは最近の子ども達の傾向だが覚え方が分からない子。

この子たちを1年掛けて今の小6のように受験生に仕上げていかなければいけない。上滑りだけど前向きの子が多いので、こちらの持って行きようでどうにかなるかな。

さて4月1日は京都の公立学校の教職員の異動が発表された。西京高校の関目校長はすでに退任されることは聞いていたが、堀川の荒瀬校長も同時に転任とは思っていなかった。

両名とも京都市立高校ここにありと世間に知らしめた立役者である、と同時に京都府立高校、私学にとっては何かと癪に障る人物であったことだろう。この二人でなければ堀川探究科、西京エンタープライジング科の成功はなかったと断言できる。


弊学園で講演をしていただいた関目校長先生。
最初から塾に偏見がなかったなぁ…

しかしこのようなカリスマ性を持つ人がトップに立つとその後が大変。同じカリスマでありながら関目校長は堀川高校のことを「荒瀬の前に荒瀬なし。荒瀬の後に荒瀬なし」と評していた。しかし関目先生はエンタープライジング科の創立時からの校長、いわば学校創始者のようなもの。私からすればこちらの方がどっぷり関目臭がこびりついているように思えるが。

ある府立高校の先生は「やりやすくなった」と本音を漏らされた。私学の先生ももちろん評判が下がることを口には出さねど願っているでしょう。

後を次ぐ川浪堀川校長、村上西京校長はどちらも面識のある方で優秀な先生と思うが、やりにくいでしょうね。まっ、ともかく塾を上手に利用して味方に付けることが作戦上有効なことだと思います。

これからもよろしくお願いします。

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