来年度より校名変更。その名も「京都廣学館高等学校」。そのポスターを持ってきていただいた。緊張というか、興奮気味だったのかも知れないな。
今は亡き創立者本部廣哲先生に縁ある新校名らしい。創立者の理念を引き継ぎながら、今の時代にふさわしい学校づくりを目指したいとの思いが、この名前に込められているのだろう。
できあがったポスターを見れば「ああそうですか」と、第三者には見えるかも知れないが、付き合いの長い私とすれば、校内では相当紆余曲折、侃々諤々の争いのあったこと、想像に難くない。「校名を変えずに中身で対応せよ」、との守旧派の声もあったはずだ。
しかしここ数年の南京都の変化を見れば、手あかと偏見(失礼)に満ちた校名を変えるのは必然であったと私は思う。校名には歴史があり、学校の理念そのものである場合もあるので、部外者が必然であると言うのは無礼千万であるかも知れない。しかし、もはや公立の受け皿校ではないし、また内容的にも公立ではまねのできない面倒見の良さがあり、それ故大学進学実績も伸びてきている状況の中で、「南京都」という校名だけで、世間一般にいつまでも底辺校(失礼)と評価されるのは得策ではなかろう。
おみやげにいただいた「廣学館クッキー」 熱く優しい味がします。 |
校名変更に際し、従来のコース制も手直しされるようだ。話しを聞けばいちいち納得できる。そして単に進学校に様変わりするのではなく、やはり「やり直し校」として、中学校の時に勉強しきれなかった子ども達の面倒を見ていくのも、自分たちの存在理由だと話される。これこそ創立者の理念。
少し硬い響きのする新校名だが、創立者の熱く優しい思いが確実に込められていると思う。
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