2012年5月28日月曜日

先生と呼ばれる怪物

昨日27日は、関西私塾の会の定例会プラス勉強会。これからの会の運営や、当会主催・後援の進学個別相談会についてのあれこれを話し合う。その後が勉強会。

勉強会のテーマは多岐にわたる。各塾の実践報告や、私学の先生を招いての指導法の講演もある。

今回はプロのコンサルタントにお願いしてのマナー研修。

塾長であれ講師であれ、一般企業に勤めることなしに塾の先生となった者は、世間で常識の「新入社員研修」と言われるのを受けた経験がない。しかし先生と呼ばれれば、その日から教室では「王様」だし、保護者もわが子のために遠慮していろいろと我慢される。結果、世間常識もわきまえない「先生と呼ばれる怪物」が業界にのさばる。聞けば学校の先生も新人研修というのはないところが多い。故に「学校の常識。世間の非常識」が生じるのだろう。

それではならじと名刺の出し方、お辞儀の角度等接客マナーについての基本から学び、そしてマナー、すなわち世間常識は何のためにあるのかを知り、保護者対する今までの態度を振り返り、塾生に対しても先生が節度ある態度で接し、今度は塾生に対しマナーは何のためにあるのかを伝えるべく今日の研修となった。

さらには日常上から目線でとやかく言う職業なので、時には逆にいろいろと指導されるのも子ども達の痛みを知る上でいいかなと、という狙いもある。

やってみて正解。皆さん本当に真剣。当会の先生方はまじめなんだと再確認。3時間の研修だったがだれることもなしに集中して聞いている。前に出ての実技指導やロールプレイングも真剣そのものだった。

講師の先生も素晴らしかった。内容もさることながら、相手を説得する話術も勉強になった。

お辞儀の仕方。右の先生にだめ出しをする講師。

今回のマナー研修は接客業としての経営的見地からの研修の面ももちろんあるが、それ以上に人を大事にする事はどういう事なのかを学んだ気がした。

学校の先生方、自校で一度やってみられたら?はい、私たちいろいろ保護者から聞いていますよ!



講師が保護者になって接客を研修するロールプレイング。
自分のやっている事を客観的に評価される場合ってないですよね。

















追伸  以前非常識きわまりない先生が奈良のとある学校にいたと書いたところ、奈良の他の学校から誤解を招くとのご指摘がありましたのでこの際校名を明らかにします。はい「奈良学園」です。その先生と今日一緒に研修受けたかったなぁー。
http://yoshicho.blogspot.jp/2012/02/blog-post_14.html

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