2012年9月6日木曜日

昨日と今日では大違い!

9月5日は京都駅前のホテルグランヴィアで開催される平安女学院の塾説明会に出席。隣のメルパルクでは同じ宗教校で同じ女子校で入試難易度もまあ似たようなノートルダム女学院の塾対象説明会が同じ時刻から開催されている。スタッフがいる塾なら手分けして行けばいいだけの話しだが、塾長一人だけの塾ならハムレット的選択を迫られる。

結果、平女130人対ダム女80人だったようだ。しかし開始時間は同じでも終了時間が平女11時20分に対しダム女12時。時間差攻撃で平女の説明会のあとダム女に資料だけを取りに行った塾の先生が結構いたらしい。

やむを得ずとも言えるし、その程度とも言える。どちらにしてもそれで済むなら私が提唱する合同塾説はさらに現実的かと…

平安女学院、校長も変わり、募集のスタッフも変わった。校長は立命館大学の教授だったようだ。経歴になんやかやと書いてあるし、政府の仕事もしていたようだが自分が着任した中高の現状がちゃんと分かっているのか怪しい。地盤沈下しているのに雲の上の話しをしても意味がないのでは?この校長で平女が変わるとは思えない。それとも平女は立命館の天下り先か?

女性副校長の話も、こうしていきます、ああしていきますと美しい声と美しい日本語で訴えるが、ちっともそうなっていなかったのが現状ではないのかという危機感全くなし。後数年で引退すれば、平女はあなたのいい思い出になるだけだろう。残ったものはたまらんだろうが。

来春入試からコースの再編をしてグローバル化に対応する教育を目指すらしいが、所詮英語の時間を増やした程度にしか思えない。グローバル化は価値基準の転換をともなうものであって、単にツールとしての英語の授業を触るというだけの表層的な物ではなかろう。

かつての「英語の平女」を再び、と言っていたが、そんなん聞いたことない。それはともかく、そうだとして、今度はそこを強調すればするほど立命館コースの存在意義は?と言うことになってくる。案の定今日は立命館コースの説明はほとんどなし。そりゃそうだ、立命館コースずっと定員割れだもの。エスカレーターで立命館に行きたい子、つまり立命館、立命館宇治、立命館守山の立命館本家筋の併願校とすれば志願者のパイは決まっている。つまり構造的定員割れだ。増える要素はないだろう。

渡りに船と思った立命館コース、起死回生の一発にもならなけりゃ、独自路線推進の足かせになっている。進学先の立命館大学の学部を見れば文系不良在庫処分のお得意様程度か。自己矛盾を抱えたままで後何年持つやら。

それに宗教校なのに宗教の話しは全くなし。宗教を忘れた宗教校に存在意義はあるのか?

パワーポイントの資料も、もとの資料をスキャンして貼り付けただけで、スクリーンでも見えないわ、手元のペーパーでも読めないわのページがある。あんたら本気で塾説やってんのかいな!心の底から訴えたかったら自分で打ち直しするやろ。

大学進学先の詳細もなけりゃ、生徒達の伸びを示す資料もない。女子校なら大学進学の現浪別の資料ぐらい載せろ。女の子の保護者はそこを気にしているぞ。

これでよく130年も女子の宗教校やってこれたのが不思議だ。まさに神の奇跡としか言いようがない。その意味では確かに宗教校だ!

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